なかなか新型コロナ関連の話題は尽きませんけど、でも、他にも気になる大切な話題はありまして、例えば、先日ご紹介した上の写真、
ニューヨークの街角アートにも表現されておりました『地球の環境問題』もその1つ。
皆さん、SDGs(エスディージーズ)って何かご存知ですか?
SDGsとは、”Sustainable Development Goals”(持続可能な開発目標)の略語で、貧困、環境、人権など地球規模の様々な課題を解決するための17の目標と169のターゲットのこと。
2015年に国連で採択され、2030年までの解決を目指しておりまして、今年2020年は期限まで残り10年となることから、1月に、SDGs達成のための
「行動の10年(Decade of Action))がスタートしたことなどもあり、実は、コロナ禍の中でも連日、世界各地で関連の話題が飛び交っていたりします。さらに詳しくは、
国連の広報センター(日本語版)のSDGs紹介ページなど御覧ください。
日本でも、やはり関連ニュースは頻繁に報じられているようで、例えば、7月9日付け産経新聞に:
【数字から見えるちば】「SDGs」県内企業の4割関心 社員力向上、リクルート対策にも ちばぎん総研副部長・下出直樹
との記事も・・・。
もともと国連が決めた『貧困、環境、人権など地球規模の様々な課題を解決するための17の目標と169のターゲット』であるはずのSDGsが、このコロナ禍の真っ最中でも、千葉県内の4割もの企業から関心を持たれていて、さらに、社員力(何それ?)の向上とか、リクルート対策にもなるって言うんですよー。うーむ。
こうなると、その『貧困、環境、人権など地球規模の様々な課題を解決するための17の目標と169のターゲット』とやらが、どのようなものなのか、やっぱり気になってきますよね?
楽しみながら学べる「英語の勉強」にもなりそうな感じですので、以下、SDGsの17の目標をイメージ図というか、イラストなど交えてまとめられている英語版の広報資料から見てみましょう。
英語でSDGsを調べると、この広報資料がめちゃめちゃ出てくるんですけど、日本人として気になるのは「これを日本語にどう訳すのか?」ということ。
なかなか楽しいので、ちょっとやってみましょう。
1.No Poverty
(貧困をなくそう)
2.Zero Hunger
(飢餓をゼロに)
3.Good Health and Well Being
(すべての人に健康と福祉を)
4.Quality Education
(質の高い教育をみんなに)
5.Gender Equality
(ジェンダー平等を実現しよう)
もはや「ジェンダー」は日本語でもそのままで通じるんですね
男女平等の方が分かりやすい気がしますけど
6.Clean Water and Sanitation
(安全な水とトイレを世界中に)
水の場合、Cleanを「安全」と意訳するのがポイント!
7.Affordable and Clean Energy
(エネルギーをみんなに、そしてクリーンに)
エネルギーの場合、CleanはCo2を極力出さないという意味?
8.Decent Work and Economic Growth
(働きがいも、経済成長も)
Decentを「働きがいのある」と意訳し、Workを省略する日本語訳のセンスが素晴らしいです
9.Industry, Innovation and Infrastructure
(産業と技術革新の基盤をつくろう)
これも、「つくろう」を補う日本語訳センスがすごい
10.Reduced Inequalities
(人や国の不平等をなくそう)
Reduceを「減らす」ではなく「なくそう」と意訳
11.Sustainable Cities and Communities
(住み続けられるまちづくりを)
12.Responsible Consumption and Production
(つくる責任、つかう責任)直訳すると「責任ある消費と生産」ですが、これも日本語訳のセンスがすごい
13.Climate Action
(気候変動に具体的な対策を)
十分な予備知識があるから、”Climate Action"を「気候変動に具体的な対策を」と訳せるのでしょう。英語の上達には、文法や単語を知ってるだけじゃなく、様々な分野の知識を身につける必要があるということを分かりやすく示す好例。
14.Life Below Water
(海の豊かさを守ろう)
この日本語訳も、優れたセンスや知性を感じさせますね
15.Life on Land
(陸の豊かさも守ろう)
これも、1つ前の海の訳を受けて味わい深い
16.Peace, Justice and Strong Institutions
(平和と公正をすべての人々に)
17.Partnership for the Goals
(パートナーシップで目標を達成しよう)
えーと、このSDGsの17の目標の中に出てくる言葉は、今の時代、そしてこれからの未来について考える際に、重要な頻出キーワードになる可能性が高いので、英単語も、それを訳した日本語も覚えておくと、たぶん、なにかと便利でしょう。
最後に、以下、日本語バージョンのSDGsの広報資料もご参考まで。
〔ご参考〕
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