前回の続きで、五番街から。ニューヨークを代表する老舗デパートの1つ、サックス・フィフス・アベニュー(Saks Fifth Avenue)へ。
ロックフェラー・センターのすぐ向かいにある、めちゃめちゃ有名なデパートということで、営業再開初日には、リオープニング・パーティも開かれたとのこと。様々なコロナ対策も含め、各所でニュースに:
Reopen News: NYC luxury retailers welcome customers again, with some changes [June 24, 2020/ ABC News]
リオープン・ニュース:NY市の高級小売店は、お客様を再び歓迎、(コロナ対策のための)変化とともに
→サックスのリオープニング・パーティ風景の動画ニュースも見れます
Saks to Reopen Fifth Avenue Flagship With UV Handrail Cleaners, Video Shopping Service [June 23, 2020/ Wall Street Journal]
Saks, Tiffany, Bergdorf are going beyond masks and other coronavirus safety measures as they try to woo back luxury shoppers to the high-end shopping corridor
サックスは、五番街の旗艦店をリオープン、UVハンドレイル・クリーナー、ヴァーチャル(ビデオ)ショッピング・サービスを導入
サックス、ティファニー、バーグドルフは、マスクを超えたコロナウィルス安全対策で、ハイエンドな買い物通りにやってくる豪華な買い物客を呼び戻す
→「なぜ、小売の業績が経済全体にとって重要なのか」がわかる小売の経済への波及効果(The Economic Ripple Effect of Retail Sales)の解説ビデオつき
Saks Fifth Avenue says shopping hasn’t dropped as coronavirus cases rise in Florida, Texas
サックス・フィフス・アベニューは、フロリダやテキサスでコロナ感染者が急増しても、買い物客は減っていないと言う
あと、この記事の中に、サックスの社長のMarc Metrickさんが、1つ興味深い指摘をしてました。それは、五番街の旗艦店のように、通常、世界中からお客さんが来店し、買い物していたお店の運営に関して:
Metrick said Saks can draw business from locals instead. “Because of people being a little bit more captive where they are, it’s going to be less coming in, but also less going out,” he said. “So I think it’s going to balance out well for us as we go through this next few months.”
(サックス社長の)メトリックさんは、海外からお客が来なくなっても、サックスは地元の方々を対象に商売を引き出せると言う。「人々は、今いる場所から動きにくくなっているので、やってくる人々は少なくなりますが、しかし、同時に、出ていく人々も少なくなるのです。わたし達は、その両者のバランスをうまく取ることで、今後の数ヶ月を乗り越えていけると思うのです。
というアイデア・・・。確かに、それができたらすごいです。うーむ。
今まで以上に、今までにない、サックスによる地元ニューヨークの人々を意識したサービスとか、キャンペーンなどがはじまりそうな雰囲気。何やるんでしょう? 考えてみると、なかなか興味深いです。
以下、そんなコロナ対策万全のサックス・フィフス・アベニュー五番街店、ご参考まで。
店頭、どこかのTV局の取材クルーバンダナで口をカバーするのが彼らの流儀?入り口、Purellのサニタイザー(消毒液)これが店内のあちこちにいっぱい置いてありますコロナ対策の注意書き看板店員さんは、みんな、おそろいの黒いマスクたぶん、サックスが支給してるのでしょうエレベーター前にもサニタイザーそして、エレベーターはお年寄り、妊婦さんなど優先健康な人は、エスカレーター使えってことですエレベーター内の密室に大勢の人を入れないための策地元ニューヨーカーをターゲットにしたサックスの新たな動きのはじまり・・・を感じさせるキャンペーンの告知ボード。関連情報が見当たらないのですが、ソーシャル・メディアで、#SAKS♥NYCを投稿すると賞をもらえるそうです黒いのはマスクだけじゃないみたいお客さんたちもスカーフやマスク着用(してないと入店できません)客足はまばらエスカレーターは、新たに投入されたUVハンドレール・クリーナーで手すりの部分は常時殺菌されてるそうです足元に、ソーシャル・ディスタンスを保つ指示エスカレーターでは、前の人と3段分の距離を開けましょうUV-Cライト・テクノロジーでハンドレールを除菌安心してつかまってくださいあと、雑に置いてあるマネキンの来てる服が、超カワイイ変則的な襟元、フレア袖、柄のデザインも色使いも独特なお花柄のワンピースSAKS♥NYC
〔ご参考〕
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