
6月は、日本では、たぶん、主に梅雨の時期…ですが、アメリカ、
特にニューヨークでは、レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー、クィア[Lesbian、Gay、Bisexual、Transgender、Queer(またはQuestioning)、略してLGBTQ]等など幅広い同性愛者の方々にとりまして、極めて特別な月。
なぜなら、1969年6月28日、ニューヨークのグリニッジ・ビレッジ地区にあるゲイバー「ストーンウォール・イン」 (Stonewall Inn)に警察が踏み込み捜査を行った際、「同性愛者らが史上初めて警官に真っ向から立ち向かい」(いわゆるStonewall Riot)、そこから、同性愛者の方々の人権ほか様々な権利と生きるための尊厳を守り、自由を勝ち取る、長い戦いがはじまったから・・・。
なお、当時のアメリカでは、同性間性交渉を禁止する法律が存在し、性的指向を理由とする解雇も合法。警察によるゲイバーへの踏み込み操作も頻繁にあり、捜索時に居合わせた者全員の個人情報を記録し、新聞で発表することも。さらに、キスや異性装、さらに手を握っていたことやバーに居合わせただけですら、拘束されたそうです。
今では信じられない、ひどい話ですよね。
そんな歴史的な背景から、ニューヨークでは、毎年6月、世界最大規模のゲイ・パレード(正式名称は、LGBT Pride Marchだったのが、さらに対象が幅広くなってLGBTQ+ NYC Pride Rallyになったりして、どんどん変更してます)が開催されるほか、6月中は、一ヶ月間を通じ、市内各所で様々な関連イベントが行わているのですが、さすがに今年は、新型コロナウィルスの影響でパレードは中止。
代わりに、史上初めてバーチャルでの開催になると、以下のような発表がありました。 ... announces plans for a virtual Rally on Friday, June 26, 2020, from 5pm to 8pm EDT. Streamed simultaneously on Facebook and YouTube, the event will be hosted by Ashlee Marie Preston and Brian Michael Smith.
... 米国東部時間、2020年6月26日(金)の午後5時~8時に、仮想ラリーの計画を発表します。 また、このイベントは、FacebookとYouTubeで同時にストリーミング配信され、アシュリー・マリー・プレストンとブライアン・マイケル・スミスが司会します。
これ、むしろ、これまで参加したかったけど実際にパレードに参加できなかった遠方にお住まいの方々にとっては、朗報かも?
とにかく、コロナの影響で、これまでにない方法がいろいろ試されておりまして、興味深い状況。
以下、そんなワケで、ニューヨークのゲイ・パレード関連情報、過去ログの中からいくつかご参考まで。
〔ご参考〕
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