
週末に向けて、ちょっと楽しいニューヨークの話題を1つ。
新型コロナウィルス騒動の中で(だからこそ?)、新しくはじまったものはいろいろありますが、これもその一例。
ニューヨークのローカル・フリー・ペーパー、”am New York”による無料のポッドキャスト、”amRUSH”(エイエム・ラッシュ)。
”am New York”自身の
ニュースによりますと、ちょうどニューヨークで新型コロナ問題が深刻化した今から2ヶ月ほど前、4月1日(金)からはじまったみたい。
インターネット時代の今、新聞社や雑誌社などの活字メディアが公式サイトやYouTube、Tweeter、Instagramなどのソーシャル・メディア上などで、ニュースに限らず様々なタイプの動画コンテンツを提供するようになりましたが、主に紙面広告によって収益を得ているはずのローカル・フリー・ペーパーが、CMの入らない無料のポッドキャスト(ラジオのような音声コンテンツ)をはじめるとは、興味深いです。
amRUSH: Thoughts & concerns on reopening from the city’s chambers of commerce
ニューヨーク市の再オープン(小売店やレストランなどの営業規制解除)に関する市内各地区の商工会議所の方々のお考えやご心配
・・・を聴いてみました。
ちょうどたまたま、ニューヨークのブルックリン、ブロンクス、クイーンズ、スタッテン・アイランドの4つの地区の中小企業を支援する商工会議所(Chambers of Commerce)の代表、リーダーであるプレジデント(President)を務める方々、男性2名、女性2名が一人ずつ次々に登場。
インタビューというか、皆さん、クセの強い中小企業経営者の方々を束ねるリーダーだけありまして、コテコテのニューヨーク英語(ニューヨーク弁、ニューヨーク節)で、おしゃべりしまくり! 他では聴けない、リアルなニューヨークの中小企業の現状がたっぷり。
まるで、地元のリーダー達によるニューヨーク英語の「天下一武道会」って感じ?
本来の目的である、ニューヨークの中小企業、お店、飲食店・レストランなどのリアルな現状にご興味のある方はもちろん、ニューヨーク英語を大量に浴びたい方や、ニューヨークのリーダーの視点や考え方などを学びたいという方にもオススメでしょう。
最後に、せっかくですので、一応、この回に登場する各商工会議所のプレジデントの方々の情報もつけときますね。
■Randy Peers (President and CEO of Brooklyn Chamber of Commerce)
45秒~。いかにも若いリーダーらしい声のニューヨーク英語。お話の内容も全体的に充実し的確ですが、特に、最後のシメの部分、15分15秒以降からの「前例のない2ヶ月超のシャット・ダウンが、今、再オープンしたとしても、今後、短期・長期的にどのような影響を及ぼしていくのかについて注視、支援していきたい・・・」というお話、視点は勉強になると思います。
■Lisa Sorin(President of Bronx Chamber of Commerce)
18分40秒~。そもそもブロンクスの課題はイメージ向上という指摘。あと、長いひとり語りが続いているのにご自身でも気になったのか、22分51秒頃、「なぜなら、私はお話するのが好きだから・・・」(because I love to talk...)で軽く笑いを取りに行くところとか、さすが。たまたま、DJのアレックスのキャリアが、ブロンクス・タイムスからはじまってるということで、最後、ブロンクスをイメージアップする最新状況の話多め。
■Linda Baran(President & CEO of Staten Island Chamber of Commerce)
37分17秒~。ニューヨークのビジネス・ウーマンにありがちな、たたみかけるような話し方の合間に「ユー・ノウ」(you know)を連発する、典型的なユー・ノウ英語。45分45秒以降からのスタッテン島なら他の地区よりオープン・スペースが多いので、いろいろできるのでは?の指摘に、実際やろうとすると結局手間がかかるという現状と、それに続く、新しいテクノロジーの活用が重要というお話、興味深いです。
■Thomas Grech(President & CEO of Queens Chamber of Commerce)
52分30秒~。少ししゃがれた低い声のニューヨーク英語。クセがすごい。
〔ご参考〕
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