
新型コロナの影響で、これまでなかった新しい取り組み、社会現象、テクノロジーやイノベーション…等など、すでにいくつか取り上げて参りましたが、ニューヨークでは、先週から、こんなユニークな試みも。
じゃーん! なんと、ニューヨーク市衛生局(the New York City Department of Sanitation、略してNYDS)の公式YouTubeチャンネルで、お料理の作り方を教えるクッキング動画が公開されたのですよー。
でも、なぜ?
実は、これ、新型コロナの影響で失業するなどして食事に困っている方々を助けるために、現在、ニューヨーク市が行っている:
GetFood NYC: COVID-19 Emergency Food Distribution
(ゲット・フードNYC:新型コロナ緊急食料品配布)
という支援プログラムの一環なのです。要するに「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えよ」という格言のような発想で、ただ食料品を与えるのではなく、お料理の仕方を教えて、お金を節約しながらも健康的で美味しく食べつなげるお料理のスキルや知恵を普及しようってことなのでしょうね。
とにかく、そんなわけで、ニューヨーク市が、お料理教室動画をYouTube上で提供しはじめたのですが、その担当が、通常はゴミ収集などが管轄のニューヨーク市衛生局ってのも、実に、興味深いところです。
あと、もう1つ、興味深いポイントを挙げておくと、もともとアメリカ、特にニューヨークでは、どちらかというと外食が主流で、自分の家で料理する人はあまり多くなかったのですが(せいぜい冷凍食品をレンジでチン)、ごく近年、
「アメリカ人の自炊が増え、外食は減少」という興味深い現象が、健康志向や環境保護意識が強かったり、最先端トレンドに敏感な人々の間で広まっているんです。
ひょっとすると、このニューヨーク市によるお料理教室動画も、実は、最先端トレンドを考慮、反映したもの・・・だったりして? うーむ。そこまで考えてないですかね?
以下、ご参考まで。
〔ご参考〕
〔関連過去ログ〕
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