
現在、世界各国が新型コロナ対策、「自宅でおとなしくしてましょう」っていう、いわゆるサプレッション・ストラテジー(suppression strategy、抑制戦略)を展開中。
そこで、主に欧米各国にご在住の皆さんへ、ご自宅でより有意義な時間を過ごせるよう、日本の人気アニメを無料で見れる世界最強の合法動画ストリーミング配信サイト、
クランチロール(Crunchyroll、www.crunchyroll.com)をご紹介いたします。
クランチロールとは、もともと2006年に、カリフォルニア大学バークレー校(University of California, Berkeley)の有志メンバーが中心になって立ち上げたアニメ動画投稿サイト。主に日本のアニメの非公式ファンサブ( ”fansubbed”、"fan-subtitled"、ファンが字幕をつけたもの)が投稿され、著作権侵害など非合法ながらも急成長し、合法化するため日本法人を設立。2009年1月、テレビ東京との契約(日本放映の1時間後に動画配信。キー局でこのスタイルは世界初)に成功。自サイトの違法動画をすべて削除、その他の動画投稿サイトでの違法投稿の検出ソフトも提供、その後、GDH、東映のほか、漫画本では講談社などとも契約。これに伴い、北米やヨーロッパ諸国など放映権を有する国々からのみ視聴可(残念ながら、日本からはIPで弾かれて見れません)。現在、8カ国語対応。
昨年2019年9月6日付のエンタメ専門誌Varietyの
記事によりますと:
Today, Crunchyroll has over 50 million registered users, including 2 million paying subscribers who have access to more than 1,000 licensed anime titles translated into eight languages. Original content, mostly from Crunchyroll’s studios in Tokyo and Los Angeles, will be joining the subscription VOD service soon. Crunchyroll also produces 180 events in 18 countries each year and sells consumer products, publishes games and provides a manga app with new titles updated regularly.
・・・
ユーザー登録5000万人で、そのうち200万人が有料会員?! すごーい。今月10日付のAnime News Networkの
記事によると、有料会員には、現在、月額7.99ドルと月額11.95ドル(グッズ購入時に無料配送になるなどのサービスの差によるもの)があるそうですが、
まぁ、仮に1人月額1000円×200万人だとすると、この会費だけで、なんと月額20億円の売上?! 単純計算で、年商240億円。それに加えて、世界18カ国で180ものイベントを開催し、物販でも儲けているそうです。
ちなみに、資本的には、現在、総合メディア会社のワーナー・メディア(Warner Media, LLC、映画会社のワーナー・ブラザース、ニュース専門ケーブルTV曲のCNNなどを持ち、AOLと合併した、かつてのタイム・ワーナーを2018年にAT&Tが買収してこの社名になりました)の100%子会社であるオッター・メディア(Otter Media、2018年8月にAT&Tが全株買収済)の傘下。
つまり、ちゃんとした老舗メディアの、ワーナー・メディア系列。
とにかく、そんなクランチロールには、古いものから最新作まで、日本の人気アニメがいーっぱい(どんなアニメがあるのか紹介すると長くなりすぎるので、また改めて)。有料会員になれば、日本で放映した1時間後には見れちゃいますし、無料でも、日本で放映した1週間後には無料で視聴可能なのです。
例えば、ただ今、日本で大ブレイク中の
『鬼滅の刃』(
kimetsu.com/anime/)のアニメ第一期は、すでに2019年4~9月で放送終了してますから、今すぐクランチロールで全話を無料で見れますし、2020年1月6日~3月23日(つまり、昨日の12話が最終回)までNHK総合にて放送された
『映像研には手を出すな!』(
eizouken-anime.com)は、11話までなら今すぐ、1週間後には最終回も無料で見れちゃう!
なお、アニメ好きはもちろん、様々なジャンルのクリエイターの方々とか、さらにもっと広く、ものづくりに携わる全ての方々にとりまして、『映像研には手を出すな!』は必見の名作だと思います。
以下、ご参考まで。
『鬼滅の刃』は、クランチロールの英語訳では
〔ご参考〕
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