前回の続きで、10月27日にオープンしたばかりのローカル・スーパーマーケット、「ウェグマンズ」(Wegmans Food Market)のブルックリン店から。
スーパーマーケットの品々から、観光スポットでは見ることのできないリアルなニューヨークの最新トレンド、ニューヨークならではの文化やライフスタイルをいろいろとお届けしてますが、これも、まさにそんな商品です。
地元ニューヨーク産の地ビール(Craft Beer)!!!
実は、2012年以降、ニューヨーク州では、クオモ州知事のリーダーシップのもと州政府が、卸売業者との関係を合法的に簡易に精算し独自に販売できるようにする”Beer Franchise Law”や、醸造所にレストランやバーを併設し自社生産ビールを直接販売することや、ニューヨーク州内で自社生産ビールを販売するのであれば5店舗まで手数料なし(つまり、追加ライセンスやコストなしでお酒を売れる?!)で自社生産ビール販売のための店舗を出店できる”the Farm Brewery License”などなど、とても大胆な規制緩和や免税・手数料免除などの支援策を、年々、続々と打ち出し続けたことにより、中小ビール醸造所(Brewery、ブルワリー)が急増中。
2018年には、ニューヨーク州内にあるビール醸造所(Brewery、ブルワリー)の数が400軒に到達し、それまで最多だった1876年の393軒を超えて、史上最多記録を更新!!!
まぁ、とにかく、そんな背景によりまして、現在、ニューヨークでは、地ビール(Craft Beer)が歴史的な大ブーム。アメリカ(もしかすると世界中)で、最も地ビールの種類が豊富で栄えているかも?
そんなニューヨーク州で創業し、100年以上の歴史を持つ老舗スーパーのウェグマンズですから、今、そのビール売り場には、当然のことながら、ニューヨーク産の地ビールがいーっぱい。
上の写真のように、”N.Y. Craft”と書かれた専用のコーナーが、冷蔵棚にも、普通の棚にも。
ちょっとした地ビールのギャラリーとか、博物館みたいな感じになっております。それぞれのビールのブランドやメーカーが、いろいろなパッケージ・デザインやネーミングでアピール。アイデアを競い合う状況なのです。
しかも、見るだけじゃなく買って飲めちゃう(笑)
ビール好きな方や、デザイン好きな方はもちろん、そうじゃない方でも、結構、楽しめるでしょう。
以下、そんな現場の様子など、ご参考まで。
まず、最も有名なNYの地ビールと言えば、Brooklyn Breweryのブルックリン・ラガー(Brooklyn Lager)2008年(現在の地ビール・ブーム前)にビール工場に行ってますあまりにも地ビール(Craft Beer)の種類が豊富なため1本ずつ好きな地ビールを選んで6本セットで購入できる”Craft your own pack”というコーナーもあるんですよー”Craft your own pack”冷蔵庫内の一部
これはめちゃめちゃ迷いそう(笑)ニューヨーク市の地ビール工場・醸造所2012年以降、年々、右肩上がりで増加中2018年時点のニューヨーク州での地ビールの経済効果まとめ総経済効果54億ドル(約6,000億円)、2万人程の雇用、NY州政府への税収5億4,500万ドル(約600億円)を生み出す税収を増やすために増税するんじゃなくて、規制緩和や免税・手数料免除などの支援策を打ち出し
産業を育て、結果的に税収(雇用も)を増やす政策のとても分かりやすい具体例になってるかも?あちこちに、”N.Y. Craft”と書かれた専用のコーナーいろいろなパッケージ・デザインやネーミングでアピールアイデアを競い合う状況
かわいいクマちゃんのビール?Sloop BrewingのSuper Soft、こんな感じなのに専門サイトで評価高め
アライグマやロボットが描かれてるビールもドラえもん?・・・じゃないですよね(笑) (ご参考)
Add: 21 Flushing Ave, Brooklyn, NY
Hours: 7am to 11pm, 7 days a week
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