
前回、「
ニューヨークの多様性を感じる口紅の広告ポスター」をご紹介しましたが、
ニューヨークの街角では、広告ポスターだけではなく、いかにもニューヨークらしい、様々な立て看板も見かけます。
例えば、上の写真。
ギリシャ料理レストラン前の歩道上に置いてあった立て看板。
そこに書かれているのは、もはや「今日のスペシャル料理」とか「コーヒー無料」などではありません。
ご覧のとおり:
Do you know how to pronounce "Yeeros"?
(”Yeeros”ってどう発音するか知ってますか?)
つまり、伝統的なギリシャ料理の”Yeeros”(イーロス)の読み方を知ってる?って聞く質問になってます。
英語があまり得意ではない日本人が海外旅行に行ってレストランで注文するとき、英語のメニューを読めなくて、サラダばっかりとか、サンドイッチばっかりオーダーしちゃった・・・という笑い話をよく耳にしますけど、世界中から多種多様の食文化が集まっているニューヨークでは、こうしたギリシャ料理以外にもいろいろな国々の料理が身近にいっぱいありまして、英語ペラペラのネイティブ・スピーカーでも、読めないメニュー、なんだかよくわからないメニューなど、多々あります。
でも、まぁ、慣れてきますと、だからと言って、不便には感じません。
その、なんだかよくわからなさ加減が、他の街ではあまり感じることのない、心地よい刺激やワクワク感になってくる感じ?
とにかく、多様性溢れるニューヨークには、普通にそのへんに、なんだかよくわからないものがいろいろあります(笑)
ちなみに、一応、この伝統的なギリシャ料理の”Yeeros”(イーロス)が何かも説明しますと、手でちぎった羊肉、トマト、玉ねぎなどにザジキ(ギリシア語: τζατζίκι, tzatziki、日本語では「ジャジキ」や「ツァツィキ」、「ザツィキ」、「ツァジキ」など様々な呼び名があるそうです)ソースをかけ、ピタ・ブレッドで包んだサンドイッチのこと・・・。
あ、肝心の味の決め手のザジキが、なんだかよくわからないですよね(笑)
Wikipediaによりますと、
ザジキとは、通常
ヒツジまたはヤギの乳から作る水切りヨーグルト(羊肉に羊の乳から作ったヨーグルトをもとにしたソースをあわせているんですね)
にキュウリ、ニンニク、塩、オリーブ・オイル、コショウ、イノンドを加えて作る・・・とのこと。へぇー。
あと、なんだか分かってくると、余計に美味しそうに感じられるから不思議。
やはり、情報って重要。「知は力なり」ということですね。
以下、ご参考まで。