前回の続きで、ハドソン・ヤードから。
世界が注目する最先端の都市再開発プロジェクト、ハドソン・ヤード(Hudson Yard)には、注目されるだけの理由がいろいろあるのですが、その中でもかなり重要な理由の1つが、スマート・シティ(Smart City)化計画。
スマート・シティ? なにそれ?って方々のために、まずは、スマート・シティについて基本情報。
先進的技術の活用により、都市や地域の機能やサービスを効率化・高度化し、各種の課題の解決を図るとともに、快適性や利便性を含めた新たな価値を創出する取組であり、Society 5.0の先行的な実現の場・・・。(中略)
我が国の有する高い技術力・研究開発力を活かし、各種都市問題に対するソリューションを提示するとともに、新たな価値を創造し、世界に向けてスマートシティモデルを分かりやすく提示することが重要・・・。
とのこと。要するに、スマート・シティとは、最先端技術を活用しまくり、社会問題を解決したり、新しい価値を創造する場。新しい価値を生み出す賢い「未来の都市」みたいな感じ。
それが、今、ニューヨークのこのハドソン・ヤードで作られてるのですよー。そりゃ、世界中が注目しますよね。
最先端テクノロジーの具体的な活用例としては、例えば、このエリアの衛生通信、インターネット接続(含、Wifi)などコミュニケーション環境の統合的管理(CONNECTED NEIGHBORHOOD)、ゴミ処理(CLEAN NEIGHBORHOOD)、必要な電力供給の自家発電(RELIABLE NEIGHBORHOOD)、使用電力の効率化・最適化(EFFICIENT NEIGHBORHOOD)、労働者、住民、訪問者のトラフィック・パターン、通行人の流れ、大気の質、電力需要、気温などを計測しビッグ・データ化し、AI(人工知能)を用いた、より効率的で最適な都市づくり(RESPONSIVE NEIGHBORHOOD)などなど。
なんか、具体例を挙げると、急に難しい話になりますね(笑)。
まぁ、この中で一番分かりやすのは、必要な電力供給の自家発電(RELIABLE NEIGHBORHOOD)でしょうか?
別にニューヨークに限らず、超高層ビル群のある街にとって、電力は超大切。電力を外部に依存して停電になると、エレベーターはもちろん、トイレも使えなくなっちゃう…というのは、最近の日本の台風被害でも、大きな問題になりましたね。そういう危機管理などもひっくるめて、これからの時代、スマート・シティ作りという着眼点は重要になっていくでしょう。
長くなりました。
このハドソン・ヤードのスマート・シティ化計画は、現在、進行中ということもあり、ここからさらに詳しく見ていこうとすると関連情報・報道がたくさんあり過ぎてキリがありませんので、とりあえず、今日はここまで。
以下、関連情報など、ご参考まで。
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