
この『2ドル食』シリーズは、これでラスト。
最後を飾るのは、みんな大好き、「マンハッタン最古」、1923年創業の老舗チョコレート屋さん、ライラック・チョコレート(Li-Lac Chocolate)。
うちのブログが一番最初にライラック・チョコレートをご紹介した2005年の時点では、ライラック・チョコレートは、このグランド・セントラル・ターミナル内のマーケットと、ウェスト・ビレッジのブリーカー通り沿いのお店(現在は閉店)くらいしかなかったのですが、その後、2011年に、近所に住むAnthony Cironeさん(90年からNY在住、ライラック・チョコレートの大ファン)が中心となり、ライラック・チョコレートで長年勤務していたAnwar KhoderさんとChristopher Taylorさんをパートナーとし、ライラック・チョコレートを買収。
で、それからライラック・チョコレートは、あちこちに出店し、ブランド力を、年々、高めていって、現在に至るという流れになってます。老舗の名店の味や技を守りつつ、新しい経営層によるマーケティングと経営戦略で、会社を成長させてる事例の1つと言えるでしょう。
そんな背景もあるのか、この日、ライラック・チョコが提供していた『2ドル食』は、他のお店とは一味違いました。
まず、品物は、ミルクかダークのチョコレートがかかったプレッツェル2つ(2 pretzels - milk or dark chocolate)なのですが、これ、実は、通常価格が1つ95セントなのです。だから、2つ買っても1ドル90セント。それを『2ドル食』イベントということで、2ドルで販売してますから、通常価格より高くなってるのです。
それでも、ライラック・チョコレートの前には、『2ドル食』イベントに集まったお客さんたちの長い行列ができてました。みなさん、チョコがけプレッツェルの定価を知らないか、分かっていても食べたいので列にならんでるんですよー。
たぶん、ライラック・チョコレートが主張したいのは、『別に『2ドル食』イベントやってなくてもお手頃なお値段で食べられる美味しいチョコレートのお菓子は、いっぱいいろいろありますよ』ということなのでしょう。せっかく、こういうイベントやるなら、一時的なものにしないっていう狙いかも?
いろいろ興味深いです。
以下、ご参考まで。
本日22日のPB&J bar(ピーナツバター&ジェリー・バー)は定価$3.95を$2でご提供してるので半額です
レジ前、目立つ位置に『2ドル食』イベントのパンフ
ショーケースにチョコいっぱい作業着&ヘルメット姿の女性も思わず足を運びます
どれも美味しそう
チョコがけプレッツェルは、定価1つ$0.95別に普段から安くて美味しいチョコレートあるのです
老舗のライラック・チョコ
(ご参考)