前回の続きで、ニューヨーク・コミコン(New York Comic Con、略してNYCC)会場から。
主に、出版社のブースが集まるエリア。
一応、会場マップやガイドには、ここがNetflixの公式ブースってことになってますけど、興味深いことに、現場にNetflixという名前は見当たりません。
Netflixでアニメ化された「ヒルダ」(Hilda)という子ども向けの絵本を出版するFlying Eye Books(Nobrow Press社の児童書ブランド)のブースの真横に、たぶん、ヒルダの世界観をもとに作られた、記念写真など撮影するためのセットが作られてまして、これがNetflixブース。ヒルダのプロモーションに徹し、邪魔しない方針のようです。
ヒルダの原作者は、Luke Pearsonさん。シリーズ一冊目の”Hildafolk”が出版されたのは、2010年。Netflixが放送開始したのは、昨年2018年9月21日。
SYFYの2019年6月24日付記事によりますと:
If you are endlessly scrolling through Netflix looking for something to temporarily make you feel good about the world, then I have the perfect show for you. The animated series Hilda, adapted from the graphic novel of the same name by Luke Pearson...(中略) It won the 46th Annie Award for Best Animated Television Production for Children and received four Daytime Emmys nominations.
もし、世界についてあなたの気持ちを一時的にでも良くする何かをNetflixでお探しなら、あなたにぴったりな完璧なショーがあります。Luke Pearsonの同名のグラフィック・ノベルを映像化した、アニメ・シリーズのヒルダです。第46回アニー賞で「最優秀子ども向けアニメ・テレビ番組賞」を受賞したほか、デイタイム・エミー賞でも4部門にノミネートしています。
<中略>
Like many great animated works, it works for children but also works on a deeper level for non-children. It has the power to remind adult-like creatures about lessons they have long since forgotten.
多くの優れたアニメ作品と同じように、子ども向けでありながら、子ども以外の人々にも深いレベルで感動を与えます。ヒルダは、大人たちにも、長年忘れていた大切な(人生の)レッスンを思い出させる力を持っているのです。
・・・と大絶賛。
さらに、他に類を見ない独特な作品のため、その魅力を説明することは極めて難しいと前置きしたうえで、あえて言うなら・・・と、スタジオ・ジブリの宮崎駿さんの要素も入ってるとのこと! そのため、この記事のタイトルは:
何これ?すごいタイトル。
もう、この業界では、アメリカでも”Miyagzaki”だけでスタジオ・ジブリの宮崎駿さんのことだとすぐに分かるんですね。Netflixのヒルダ、2020年にセカンド・シーズン公開予定とのこと。いろいろな意味で気になる作品です。
以下、ご参考まで。
ヒルダの世界観をもとにしたセットが組まれてますがNetflixの名前は見当たりません
記念写真を撮影する親子
その真横に、原作本を販売するFlying Eye Booksブース
よく見ると、原作本の表紙にNetflixでアニメ化…との告知
最新巻買うと原作者Luke Pearsonさんのサイン入り蔵書票もらえます
人気あるようで、店員さんも笑顔
あと、気になったのがこのブラウン管の古いテレビ
映画やドラマ、あとこういうアニメ番組とかのオンライン・ストリーミング・サービスの最大手Netflixなのにあえて、レトロなテレビをここに置いた狙いは?
Hildaのオフィシャル・トレーラー
(ご参考)
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