こないだからの続きで、夏のニューヨーク特集、グリニッジ・ビレッジをお散歩。
隠れ家的ガーデン(Jefferson Market Garden)を出まして、グリニッジ・アベニュー(Greenwich Ave.)沿いをまっすぐ、7番街までやってきますと、その六叉路の交差点にあるのが、9・11で亡くなられた方々の追悼記念碑「タイルズ・フォー・アメリカ」(”Tiles for America”)。
で、その交差点で7番街を渡っった先にあるのが、上の写真の公園、NYCエイズ・メモリアル・パーク・アット・セント・ビンセント・トライアングル(NYC AIDS Memorial Park at St. Vincent's Triangle)。
この公園がオープンしたのは、つい2年半ほど前、2016年12月1日のワールド・エイズ・デー。500名もの建築家さんたちが参加して、デザインを設計した記念碑(NYC AIDS Memorial Park sculpture)とともに新しく作られた記念碑的な公園になります。
公園オープン日の2016年12月1日付のCurbed New Yorkの
記事によりますと、もともとこの場所には、
セント・ヴィンセント・ホスピタル(St. Vincent's Hospital)というカソリック系の病院がありまして、
1981年、世界で最も早い時期でのエイズ患者の症例を発表してからエイズによる死者がピークとなった1995年頃までに、アメリカ国内最大かつ最高のHIV治療センターへと発展。
そのため、2010年にセント・ヴィンセント病院がなくなった後でも(跡地の大半はコンドミニアムに)、エイズ患者やその遺族の方々にとっての希望の光であり、グランド・ゼロのような特別な場所になっておりまして、記念碑を建てる計画は、少なくても5年以上、水面下でずーっと進められていたそうです。
そんなワケで、ついに完成した公園は、小さいながらも素晴らしい仕上がり。
これまでエイズでお亡くなりになった10万名超のニューヨークの方々を追悼するという特別な思いがこめられている、という理由もあるのでしょうね。
たいへん居心地の良い空間になってます。
まずは、このNYCエイズ・メモリアル公園と記念碑を見て、そのあと久しぶりに、ここからすぐの7番街沿いにある老舗の手作りハンコ屋さん「インク・パッド」へ行ってみましょう。
じゃ、以下、まずは公園から、ご参考まで。
地図、アップデートしましたグリニッジ・アベニューをまっすぐ7番街方面へ・・・六叉路の交差点に「タイルズ・フォー・アメリカ」 があり
7番街を渡るとこの公園で、追悼記念碑が密集してます