前回に続いて、NY近郊から130超のゲームが集うコンベンション、Play NYC 2019の会場から。
Play NYC 2019を見に行って、個人的におもしろかった出展者が、上の写真、ゲームズ・フォー・チェンジ(Games For Change)。
公式サイトによると、ゲームズ・フォー・チェンジとは: Founded in 2004, Games for Change empowers game creators and social innovators to drive real-world change using games and technology that help people to learn, improve their communities, and contribute to make the world a better place.
2004年設立のNPO団体で、ゲーム制作者と社会イノベーターを支援し、人々が学習し、コミュニティを改善し、世界をより良い場所にするために貢献するゲームとテクノロジーを使用して、現実世界の変化を推進します。
・・・とのこと。何かしらの教育、地域社会の改善、社会イノベーションなどに関連するデジタル・ゲームの展示イベントや、学生を対象にしたゲーム制作コンテストなどの主催や運営を主な活動にしてるそうです。
報道によると、ゲームズ・フォー・チェンジは、今回、Play NYCを運営するPlaycraftingと初めてパートナーシップを組んで、以下のゲーム、10作品を展示: GRIS
声を失った女性歌手に声を取り戻す芸術性の高いパズル・ゲーム。2018年にGames For Changeによる最優秀ビジュアル賞(2018 Best Visuals Award)受賞作品。
Nintendo Labo
ニンテンドー・スイッチ(Nintendo Switch)に紙製(cardboard)のパーツを付け加え、実際に馬鹿げたゲームを遊べる馬鹿げたコントローラーを手作りできる。今の大人が子どもの頃、手作りおもちゃで遊んでいた。任天堂は、Nintendo Laboにより、そのコンセプトをまったく別の新しい方向へと飛躍させた。
Discovery Tour
アサシン・クリード(The Assassin’s Creed)のゲームには、歴史の美しい描写満載。ディスカバリー・ツアー(Discovery Tour)は、その世界へあなたを導き、多くの人々が楽しんでいる歴史の物語について学べる歴史勉強ゲーム。
Tendar
バーチャル・ペットのグッピィ。感情によってお腹を満たす(fed by emotions)。あなたのスマホに搭載されたカメラで映したあなたの顔を使って、グッピイと交流し、世話をし、育てることができる。
Homestay
美しい箱庭、喪失、文化的シンボルについてのゲーム
Prism
8〜10歳の子どもたち対象。美しい3Dアドベンチャーを通じて自閉症(autism)や、その他の精神疾患(neurotypical)を持つお友達に共感する心を育むゲーム。
PacifAI
学生(The School of Interactive ArtsのLarissa F)が制作。人々の暮らしをより良くするための、都市運営における人工知能に関するゲーム。Games For Changeが主催する2019 G4C Student ChallengeのAutomated Communities 2050賞受賞ゲーム。オンラインでプレイ可能。
On Thin Ice!
学生(The School of Interactive ArtsのBenicio L、Thomas C、Anthony Cの3名)が制作。ペンギンになって氷の上を歩くゲーム。Games For Changeが主催する2019 G4C Student Challengeの最優秀賞の受賞ゲーム(Grand Prize Winner)。オンラインでプレイ可能。
The Issue of Gender Equality in STEAM
Twine(オープンソースの物語を書くためのツール)で書かれたテキスト・ベースのアドベンチャー・ゲームで、科学、技術、エンジニア、アート、数学分野(いわゆるSTEAM、Science、Technology、Engineering、ArtとMathの頭文字)での、男女平等がテーマ。
UNICEF Kid Power
子どもたちを起こし、動きまわらせ、人々を助けさせるためのアプリ。
さすが、プロが厳選してるだけあって、素晴らしいゲームいっぱい。これをそのまま日本でも展示できたら良いのですが、いくつか、言葉の壁のためそのままは無理なゲーム作品もあるんですよー。
やはり、英語の勉強は必要ということ。
以下、ご参考まで。
ご覧のように、説明ボード(例えば、これはGris)とパソコン上でゲームを展示
Prism
8〜10歳の子どもたち対象。美しい3Dアドベンチャーを通じて自閉症(autism)や、その他の精神疾患(neurotypical)を持つお友達に共感する心を育むゲーム
日本人には馴染み深いNintendo Labo
Discovery Tour
アサシン・クリード(The Assassin’s Creed)による、歴史の美しい描写がつまった歴史勉強ゲーム
大勢の子どもたちでにぎわってました
(ご参考)