前回の続きで、イースト・ビレッジにある雑貨屋さん(Exit 9)から。上の写真、
”Locally made CBD body butter”(地元産CBDボディ・バター)って書いてありますけど、皆さん、
”CBD”って何だか覚えてますか?
CBDとは、カンナビジオール(Cannabidiol)の略称で、ヘンプ(Hemp)という大麻(Cannabis)の一種から抽出される精神活性(気分がハイになる)作用のない成分のこと。別の大麻の種類のマリファナ(日本の麻薬取締法で逮捕される方)との違いは、テトラヒドロカンナビオール(THC)という物質の量。このTHCが悪の権化で、精神活性作用、乱用、依存をもたらすそうで、通常マリファナには10~15%ほどのTHCが含まれてますが、ヘンプのTHC含有量は0.2~0.3%以下。
2017年にはCBDオイルが何なのか誰も知らなかったのに、2018年になると「カンナビジオール」と言い出す人が続出、2019年にはあちこちにCBD、カンナビジオール入りの食べ物や飲み物が登場し、みんなが試したがるように…という急速な激変ぶり。
ただし、最新の情報では、ニューヨーク市の保健精神衛生課(Department of Health and Mental Hygiene)が、ニューヨーク市内でのCBD入りの食べ物、飲み物の販売の禁止令を出しまして、
7月1日以降、ニューヨーク市内ではCBD入りの食べ物、飲み物の販売は違法! 現在、この新しい禁止令を周知させる期間のためペナルティはありませんが、10月1日以降は、この禁止令に従わない店舗や企業には、$200から$650の罰金が課せられるそうですので、ご注意ください。(7月1日付New York Daily News:
”NYC ban on CBD food and drink products goes into effect”参照)
まぁ、でも、このボディ・バターは、食べ物や飲み物ではありませんので合法、普通に購入できまして、上述のようなニューヨークの最新トレンドを反映する商品の1つと言えるでしょう。
ただし、あくまでCBDは、ヘンプという”大麻の一種”から抽出される成分ですので、精神活性(気分がハイになる)作用がない、違法薬物ではなく合法…といった詳しい情報や事実を知らなかったり、勘違いしてる方々に、違法薬物の”大麻”の成分と間違われる可能性も、たぶん、結構、あるかもしれません。
ご家族やお友達へのお土産に・・・という方は、変な誤解などを招かないように、”CBD”関連の正しい情報をある程度知っておいた方がよいと思います。
以下、ご参考まで。手作りせっけん、美容関連グッズなどカラフルな品々の真ん中(矢印のところ)にこんな感じで置いてありますカラフルな手作りせっけんよく見ると”Soap for CAT PEOPLE”(猫ちゃん好きな人用のせっけん)って書いてあります(笑)お試し用に1つフタのあいた瓶もCBDについての説明はまったくありません知っておくべきトレンド・ワードですPopped.NYCの CBD Body Butter正面に、”200mg CBD”入りとの成分表示"For Pain & Inflammation"(痛みや炎症の緩和に)
(ご参考)
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https://popped.nyc/:
Popped.NYC公式