前回の続きで、WeWorkによるカフェ、小売店、シェアオフィスが1つになった新しいタイプのお店、「メイド・バイ・ウィー」(Made BY We)から…。上の写真、ショップ・スペースの棚に、黄色いガムテで貼り出されてたフレーズは、このお店を訪れた方々へのメッセージ?
そのフレーズとは、日本の英会話のクラスとかでも必ず出てくる:Take it easy(気楽にいこう)
これを
「シチュエーションによって4つもの意味と用法があることはあまり知られてないのではないでしょうか?」と説明してる
英語勉強系の某サイトもあるんです。普段、そんなこと考えて英語喋ってないので、すごいなと思う反面、でもそんな勉強方法ってどうなの?と疑問に思ったりもして…。
その4つの”Take it easy”の日本語の意味は、こんな感じ:
(1)基本的な意味:気楽にいこう、力まないで
(2)励ましたりアドバイスする意味で:無理せず頑張って、気楽にいこう(日本人の感覚では「Work hard!」や「Do your best!」言ってしまいたくなるけど、ネイティブはあまりこのように言わず「Take it easy!」というのがより自然、とのこと)
(3)落ち着かせる意味で:落ち着いて、無理言わないで、キレるなよ(怒ったり、興奮してる人に対して)
(4)お別れの挨拶で:またね、じゃあね
要するに、英語の”Take it easy”の方がざっくり幅広い意味を持つ表現で、日本語はもっときめ細かくいくつも表現が存在するということ。こんな4つの意味より、先にこれを説明した方がいいでしょう。また、”Take it easy”に限らず、これは英語と日本語の違い全般に通じます。
日本人が英語を上手に話せない本当の原因、と言ってもいいでしょう。
つまり、日頃、きめ細かな様々な表現・単語を使いこなして会話している日本人の多くは、それをそのまま英語に置き換えようとして、何て言ったらいいか分からず、たどたどしくなったり、上手く話せなくなってしまう。余計なこと、不必要なところで考えすぎて話せなくなる。ざっくり幅広い意味を持つ英語の表現・単語に慣れていないんです。アメリカ人の3才児(可愛らしい英語ペラペラ)は、そんな余計なこと考えてませんから。
じゃ、どうすればいいの?
答え、ざっくり幅広い意味を持つ英語の表現・単語に普通に慣れればいいのです。
そう考えると、やはり、上述の某英語勉強系サイトはやってることが真逆。上級者ならともかく初級者には逆効果だと思います。そうではない方法、例えば、英語でドラマや映画を見るなど、まずは、ざっくり幅広い意味を持つ英語の表現・単語に慣れることが大切でしょう。
日常の生活風景がたくさん描かれてるドラマが英語の学習では一番効果的などと、よく耳にしますが、その理由も、ざっくり幅広い意味を持つ英語の表現・単語に慣れるのにちょうど良いから。例えば、今でも人気のニューヨークを舞台にした大ヒット・ドラマの『フレンズ』(Friends)は、英語の勉強にもってこいだと思います。2014年のものですが「
もはや定番の英語・英会話学習教材「フレンズ」(Friends)まとめ」という過去ログも、ご参考まで。
それでは、皆さん、Take it easy!
Made by Weのショップ・コーナーの棚
(ご参考)
住所: 902 Broadway, New York, NY 10010
営業時間: ワークプレイス(Made by We workspace)は毎日朝8時~夜6時、ショップとブルーストーン・レーン・カフェ(The shop & Bluestone Lane cafe)は平日朝7時~夜7時、土日朝8時~夜6時、ということで閉まるのかなり早いです
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