メディアで意図的に発信・拡散される、事実ではない虚偽のニュース ー いわゆるフェイクニュース(Fake News)は、流行語の1つ。今の時代を象徴するキーワード。
インターネット時代では、意図的じゃなくっても誤解や勘違いを招くニュース・情報も増えがち。
そこで助かるのが、話題のニュース・情報の間違いを指摘する記事。例えば、上の経済誌フォーブスの6月21日付の”The Bogus "Retail Apocalypse" Looks More Like A Renaissance”(いつわりの「小売黙示録」は、むしろルネッサンスに見える)。ルネッサンスは、フランス語で「再生」や「復活」との意味。
オンライン・ショッピングが普及し、実店舗の市場を奪い、数千もの実店舗が閉店、何万、何十万もの失業者が溢れ、米国の小売業界は壊滅的な危機…というメディアの報道が多いけど、それらはすべて間違いか、少なくても事実を捻じ曲げた考え方だと一喝。データは取り方次第でいろいろ変わるため全部が間違ってるとは思いませんけど、別の見方を提示してくれるのは、興味深いですねー。
特に、参考になりそうなのが以下の箇所:Whether or not ecommerce continues to grow at the current rate of about 17 percent a year, there is evidence that there may be a ceiling. A recent survey by ICSC of 9,000 consumers found that slightly more than half of online shoppers said a nearby physical store is “important when buying online.” Another ICSC survey found that the newest customer cohort, Gen Z, believes by three-to-one that physical stores provide a better shopping experience, and 71 percent of consumers under 30 years old said they shop for clothing mostly in stores.
From his perch as a landlord, DLC’s Ifshin sees the trend in physical retail reflecting a generational shift. “Millennials are into experiences,” he says. “Clicking a mouse on Amazon is not an experience. So, we’re seeing a lot of activity with new tenants like fitness centers locating in shopping centers.”
半数以上のオンライン・ショッパーが近所にある実店舗は「オンラインで買い物するときにも重要」と回答、ミレニアル世代の次に消費を牽引するZ世代(Generation Z、Gen Z)の三分の一は実店舗はより良い買い物体験を提供すると回答、30歳以下の70%は洋服を実店舗で購入すると回答。専門家いわく、特に「ミレニアル世代は体験を重視する」が「アマゾンでマウスをクリックするのは体験ではない。だから、ショッピング・センター内にフィットネス・センターができるなど多くの(新たに体験を重視する小売業界の)活動が見られるようになっている。」
「大変だー! 問題だー!」って皆さんの不安を煽って騒ぐほど、新聞や雑誌の販売部数は増えテレビの視聴率は高まるので、そういう理由からもフェイクニュースは増えがち。それに加えて、海外のニュースは、量的にも質的にも、日本国内にはイマイチ伝わりにくい傾向があります。だからこそ、あるがままの事実をお届けするのは大切。
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