今や、3月8日の『国際女性デー』(
International Women's Day)は、女性や女児を貧困から救ったり、教育や就労の男女平等を考える大切な日として有名ですが、実は、アメリカでは、3月は一ケ月丸ごと『女性の歴史の月』(
Women's History Month)なのですよー。書店の一角に上の写真のような特設コーナーも登場中。
なんやかんやと改めて権利が認められたり、能力が評価されることなどにより、
以前より「自由」に生きられるようになるということは、その一方で見方を変えると、より「不安定」になるということ。
例えば、親のしつけや学校の校則が厳しい子どもは、なにかと不自由ですが、その分、生活は安定します。そんな子も、親元を離れ社会人になれば、以前より自由に生きられるようになりますけど、その分、いろいろ不安定になる…。
それが、良いとか悪いではなくて、そういうものなんでしょうね。
世の中に存在する多くの物事は、たいてい「自由」が失われると「安定」し、「自由」を得ると「不安定」になります。「自分で会社を起業する」とか「自由に生きること」を考えたり、実際に行動する人がそれほど多くない日本では、アメリカのように、日常的にこの現象について語られてないかもしれませんが。
そんなワケで、『国際女性デー』(
International Women's Day)とか、『女性の歴史の月』(
Women's History Month)などの活動により、女性の生き方がいろいろ「自由」になると、いろいろ「不安定」になって、じゃぁ、どうやって生きていこう?と思い悩む女性や女の子たちも増え、だから、書店の一角にこういう感じで、そんな女性や女の子たちのための指針や模範、いわゆるロール・モデルになる偉人の方々の絵本や書籍の特設コーナーが登場する…ということなのでしょう。
いろいろと興味深いです。
あの11歳の理系女子ルシアナちゃんも持っていそうな
Magnificent Minds: 16 Pioneering Women in Science and Medicineと
Remarkable Minds: 17 More Pioneering Women in Science and Medicine
かわいいイラストの絵本もいっぱい
The Flying Girl: How Aida de Acosta Learned to Soar誰かに似てるような…
Gloria's Voice: The Story of Gloria Steinem, Feminist, Activist, Leader
あと、より自由になるということは、より不安定になるということ…という現象をよく分かっていない人ほど、「不安定だから」とか言って今すぐ考えなくてもよい(あるいは、本当は存在しない)余計な不安や心配にとらわれ、前に進めなくなったり、他の人を批判したり、誰かの足を引っ張ったりするような気がします。日本でも、小・中学生くらいの頃から「自由」についてもっと考える機会とかあった方がいいのかも?とか思ったりして。
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