

先日、大手総合量販チェーン店のターゲット(Target)が、昨年2017年10月、新しくオープンした
34丁目のお店の様子他関連情報をお届けしたところ、ご興味を持たれた方が多かったようです。そこで今回は、その1年程前の2016年10月にオープンしましたトライベッカ(Tribeca)店の様子も、せっかくの機会なのであわせてお伝えいたしましょー。

もちろん、こちらもターゲットの新たな経営戦略によって作られた新しいスモール・フォーマット(Small Format)の小売店舗で、オープン時はやはり
大きな話題になりました。
場所は、Greenwich St.沿い、Murray St.との交差点付近。
トライベッカ地区は、お洒落なお店や有名レストランもいっぱいありますが、地元NYではそれよりも、世界的な金融街のウォール街やワールド・トレード・センターまで徒歩ですぐという立地のため、そこで働く金融マンなどが多く住む住宅街エリアとして有名。
報道によると、6万人が住んでいて、平均家計収入は13万4756ドル(約1400万円)。さらに、このエリアには、観光客が年間1500万人ほどやってくる見込みなのだとか。ターゲットのトライベッカ店は、そうした潜在的なお客さんを狙った小型店舗になっているんですって。
そのため、1階奥にはヨーグルトのチョバーニの直営カフェ(Chobani TriBeCa)も入ってまして、平日は朝7時~夜8時までオープン!!
ちなみに、チョバーニは地元NY州生まれで、今や米国No1ブランドのヨーグルト・メーカー。2012年に米国初のヨーグルトのみの専門店をSOHOにオープンしたことなどでも有名。そのチョバーニのNY2号店(というか、
現在、NYには2店舗しかありません)が、ココ、ターゲットのトライベッカ店内なのですよー。
その他にも、地元NY生まれのローカル企業や、地元NYで活躍するローカル・アーティストを支援する演出があちこちに・・・。そんな感じのお店になってます。
以下、現場の様子をご参考まで。
オンラインで買った品をピックアップできるコーナーが
入口すぐの場所に
1階奥にヨーグルトのチョバーニの直営カフェ
ちなみに、チョバーニは地元NY州生まれ
今や米国No1ブランドで米国初のヨーグルトのみの専門店を
SOHOにオープンしたことなどでも有名
よくあるファースト・フード店とは大違いなのです
それほど広くない一階の様子
女性服やアスレジャー系の衣料品
あとは、インテリアや雑貨など・・・売れ筋なのでしょうか?
一方、地下には34丁目店同様、様々な品々が
もちろん注目の子ども服プライベート・ブランド、
Cat & Jackの可愛いお洋服もいっぱい
生鮮食料品は客足を伸ばす強力な武器
みかん3ポンド(約1.4キロ)で$3.99は結構お手頃ですよね?
地元NY生まれのベンチャー企業、キャスパーの品々
夢が叶うよう支援してるんですね
大量の無人レジ
よく見ると、奥の壁に地元アーティストによる壁画っぽいアート作品
地元アーティストを支援する活動の一環でしょう
ターゲットのロゴマークっぽいアート作品も
このアート作品、お品書きになってるんですね(笑)〔ご参考〕
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Target takes Manhattan with pint-sized New York City store[5 Oct 2016 - CNBC]
・
Target is chasing Wal-Mart with its smaller stores but using a different playbook[5 Oct 2016 - CNBC]
・
Targetが作った新しいスモール・フォーマットの34丁目店で考える『小型店舗が重視される理由』
≪Targetの新しい小型店舗ートライベッカ店特集≫
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Targetの新しいスモール・フォーマットの「Tribeca店」
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ひよこちゃん、うさぎさんなどのイースター・グッズ、早くも登場
単なるお店ということではなく、地元のベンチャー企業や中小企業、あるいは若手アーティストを支援する場・・・という発想は、先日、ご紹介した『小売業界の未来を担う』あたらしいピザ屋さん「アンド・ピザ」(&pizza)の経営方針とも通じます。あと、ヨーグルトのチョバーニが成功した経緯にも。たぶん、コレ、あたらしい時代のトレンドですね。
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