前回に続いてペイリー・センターから、傑作ストップ・モーション人形アニメ番組
「ルドルフ 赤鼻のトナカイ」(Rudolph the Red-Nosed Reindeer)のワンシーンのパネル。かわいいー。もとは1938年にロバート・メイ (Robert May)が娘へ書いた詩で、児童書化して39年250万部、46年(再発行)350万部、48年にはあの名曲が誕生!!!
そして今から50年以上前の1964年、いくつもある同名作品の中でも最も有名で、アメリカでは伝説的な傑作と呼ばれ、
現在まで、毎年50年以上にわたって必ずクリスマス・シーズンに再放送され、
とてつもない人気のこの「ルドルフ 赤鼻のトナカイ」が製作&放送されることに。
どのくらい人気があるかと言いますと、昨年2017年の再放送時の視聴者数は、なんと、その週のゴールデン・タイムに放送されたエンタメ番組の中でナンバーワン!!!
しかも、ここ数年、
様々な話題で注目を集め、毎年、その週の視聴者数ナンバーワンの座を維持し、
NYファッション・ウィーク改革の手本とも言われていたヴィクトリア・シークレットによる年に一度の下着のファッション・ショーの特番に勝ってしまうほどの人気なんですよー。
「ルドルフにヴィクトリア・シークレットが敗れた・・・」、「
ルドルフにエンジェルが倒された・・・」などとニュースにも。
日本でも、ジブリ作品など昔の映画作品が何度も再放送され、高い人気・・・という事例はありますけど、今から50年以上前に作られたテレビ放送用の人形アニメーション番組となりますと、かなり珍しいですよね。それだけこの「ルドルフ 赤鼻のトナカイ」が傑作中の傑作ということなのでしょう。
日本人が見ても赤鼻のトナカイのルドルフ君などのキャラクターは、とっても可愛く見えますし。
いったい誰が作ったの?と気になり調べてみたら、ビックリ。
この超スーパー傑作人形アニメーションの「ルドルフ 赤鼻のトナカイ」、 アメリカのRankin/Bass Productionsが製作を担当してますが、肝心の人形などのキャラクターのデザインとか製作、そして、ストップ・モーション・アニメーションの撮影は、なんと日本で行われたんですって!!!
そう、今やアメリカでは伝説的な傑作とされ、クリスマス・シーズンには欠かせない「ルドルフ 赤鼻のトナカイ」は、メイド・イン・ジャパン!! しかも、今から50年以上も前に!!! 担当したのは、日本のアニメーション監督で人形アニメーション作家の
持永 只仁(もちなが ただひと)さんの作った「MOMプロダクション」。すごい。凄すぎる。
どおりで日本人には馴染みのある和風な可愛さなわけです(笑)
昨年2017年、日本では、国産アニメ100年の節目の年ということで、東京・京橋の東京国立近代美術館フィルムセンターで展覧会「人形アニメーション作家 持永只仁」も開催され、
ニュースになってたりしておりますが、もっともっと評価されてよい気がします。
以下、関連情報などご参考まで。
たった1枚のパネルなのにすごいパワーを感じます確かに和風テイスト東京・京橋の東京国立近代美術館フィルムセンターでの
展覧会「人形アニメーション作家 持永只仁」会場にももっと評価されるべきかわいいー
なお、ヴィクトリア・シークレットの下着ファッション・ショーの特番は、2017年は中国で開催されまして、台湾や上海の民主化運動を支援したり中国共産党政府を批判したという理由から、人気歌手のKaty Perryさんが中国への入国ビザを発行してもらえずショーに参加できないとか、そもそもそんな中国に行きたくないということでGigi Hadidさんが参加しないと表明するなど、米国内では、事前にだいぶニュースになっており(たぶん日本国内では殆ど報じられてないと思いますけど)、そうした背景や反中意識からも視聴者数減少や視聴率低迷を招いたと推察されます。
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