前回の続きで、NYコミコン(略してNYCC)特集。”Sewing Machine Giveaway”(ミシンをプレゼント)の看板を見つけて何のブースかと思ったら、
『モード・ファブリックス』(Mood Fabrics)じゃないですか!!! マンハッタン内7~8番街間の37丁目沿いに40,000sqftもの広さのお店があり、
NYどころか、たぶん、アメリカでNo1の生地屋さん。
もともとファッション・デザイナーだったJack Saumaさんが、試しに生地の卸売りをやってみたところ大成功。91年に生地の卸売り業者として創業し、93年に事業拡大し小売にも進出。事業は順調に拡大し2001年にはLA店もオープン。
現在もシーズン16⁈が続く、人気アリティ・ショーの『プロジェクト・ランウェイ』(
Project Runway)の
聖地としても有名。
これは、2002年にこのモード・ファブリックスのお店などで『プロジェクト・ランウェイ』のパイロット版が撮影されたため、番組ファンやファッション・デザイナー志望の方々の間で聖地化されたそうです。ただし、モード・ファブリックスは『プロジェクト・ランウェイ』以前から超有名な存在で、ファッション業界関係者の方々は知らないと大恥かいちゃうかも?
上述の内容に加え、どのくらい有名か、知らないとヤバいかと言いますと、NYデイリーニュースの『ファッション業界で最も魅力的なニューヨーカー50人(または組)』(
Fashion's 50 most fascinating…)という2010年2月の特集記事で、お馴染みプラダを着た悪魔、ヴォーグ編集長のアナ・ウィンターさんや、全米ファッション協会会長でもあるダイアン・フォン・ファステンバーグさんなどなどが並ぶ中、Jackさんの子ども達で今のオーナーのEricさんやPhilipさんも、この50人に入ってるんですよー。
もちろん、生地屋さんとしては唯一、オンリーワンの存在でトップ50入り。
そりゃ、まぁ、NYコミコンに合わせて、ミシンぐらいいくらでもプレゼントしちゃいますよね(笑)。
さて、思いのほか『モード・ファブリックス』についての基本的な説明が長くなっちゃいましたが、ここで重要なのは、漫画やアニメのお祭りであるNYコミコンとは、本来、直接関係ないはずの生地屋さんがブースを出している、ということです。
じゃ、なぜ関係ないはずの生地屋さんがブースを出しているのかというと、それだけ生地を必要としてるお客さんがいるから・・・つまり、コスプレーヤーさん達が大勢いるからというワケ。NYコミコンの地域経済への波及効果の分かりやすい一例じゃないかなと思います。
以下、ブース内の様子をご参考まで。
老舗生地屋さんならではの生地サンプルオリジナル・グッズ販売もマスコット・キャラクターのパグくんお昼寝中
#moodnycc17で写真コンテストやってるそうです〔ご参考〕
・
https://www.moodfabrics.com/:公式
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