
前回の続きで、
ザ・フラットアイアン『フィットネス通り』特集。現在のアスレジャー・トレンドの生みの親と評されるチップ・ウィルソン(Chip Wilson)氏が、1998年、カナダのバンクーバーで創業し、2001年からはじめたヨガ・ウェア販売で飛躍した業界最大手ブランドと言えば、
「ルルレモン・アスレティカ」(Lululemon Athletica)
ウィルソン氏は、2005年までCEO、その後も重役、役員会の会長など2015年2月に役員を退任するまでルルレモンの経営に関与。
その間、ルルレモンの業績は飛躍的に伸び、例えば、売上(Revenue)は、2004年に年間1,800万ドル(1ドル=100円換算で18億円)だったものが、約10年後の2015年には、年間18億ドル(1,800億円)に!!! 近年、競合するライバル店が増え、ルルレモンの成長スピードが緩やかになってるのでは?との指摘も出てますが、
2016年3月時点の報道で、ルルレモンのこうした業績から、まだまだすごい水準との分析も。さらに9/5付の
直近の報道で、2017年第二四半期の売上が対前年比で13%!!とも。すごい。
あと、
2014年後半くらいから取り組みはじめたメンズ向けが、
年々、大きく成長しはじめてるそうです。

とにかく、アスレジャー業界最大手であり、アスレジャー・トレンドそのものを生み出したブランドということで、取り扱っている
商品デザインや種類、
”Hang Out”する場としての店舗設計、
セールをしない販売方針や独特な
マーケティング手法などなど様々な面から話題が豊富。
特にこの『フィットネス通り』にあるお店では、単なるお店や小売店ではなく、
人々を結びつける『コミュニティ・センター』(地下にハブ、Hubと呼ばれる共有スペースや教室として使えるスタジオあり)としての役割や機能を果たす、これまでにないタイプの商用施設になっていたりします。
このあたりの演出やブランディングが、ルルレモンならでは。ハブになれる強みが武器。で、それはこのお店に限ったことではなく、
だから、ルルレモンには今や数千名単位の『ブランド・アンバサダー』と呼ばれるヨガの先生、ダンスの先生、パーソナル・トレーナー等々がいらっしゃったりするのです。
で、当然、この『ブランド・アンバサダー』の方々も
人々を結びつける役割や機能を果たすんですよ。そして、その中心にルルレモンあり・・・という仕掛け。よくできてます。さすが。
他にも魅力は多々ありますが、長くなるので今回はこのへんで。以下、そんなルルレモンの店内の様子をご参考まで。
お店入ってすぐの様子
さすがの品揃え&ディスプレイ
ファッション・モデルとかじゃなくて、
地元の『ブランド・アンバサダー』(ヨガの先生とかトレーナーとか)の
ルルレモン着たカッコいいイメージ写真があちこちに
どんなリクエストにも応える
カスタマイズ・コーナー
地下にコミュニティ・センター、ハブのスペース
お客にプロらしき方々多め
『ブランド・アンバサダー』の写真には
こんな感じで名前や職業入り
めちゃめちゃカッコいい写真いっぱい
近年、メンズも伸びてるそうです〔ご参考〕
・
https://shop.lululemon.com/:公式
【ザ・フラットアイアン『フィットネス通り』特集】
★ザ・フラットアイアン『フィットネス通り』(The Flatiron ”Fitness Row")の地図作ってみました■「ないのなら、自分で作ろう」で生まれたスウェッティ・ベティ(Sweaty Betty)■音楽業界のノウハウはファッション業界でも通用する?! NY生まれの「バンディアー」(Bandier)■窓が大きく明るい「ナイキ」のお店、Nike Running Flatiron■消費者目線を感じる「ニュー・バランス」、New Balance■Athleisure人気でFast Fashionが低迷?! 負け組のExpress■Gapグループ随一の成長株、注目アスレジャーブランドの「アスレタ」Athleta□98歳のTaoさん曰く「年齢なんて関係ない、不可能なんてない」by Athleta■ハブになれる強みが武器「ルルレモン・アスレティカ」Lululemon Athletica□自然にお客さんの自発性を引き出すルルレモンの「ミニ名刺」■1908年創業のNYの老舗スポーツ店「パラゴン・スポーツ」Paragon Sports■米国最大のフランチャイズ・チェーン・バレエ式エクササイズ教室「ピュア・バール」Pure Barre※コメント欄にはログインが必要です。お手数をおかけしますが、ExciteホームでID登録しブログトップでブログを開設してからログインください。既に登録済みの方はそのままご利用頂けます。「人気blogランキング」