
前回の続きで、ルーズベルト島にあるフランクリン D ルーズベルト・フォー・フリーダム・パークから・・・。今回は、
日本ではまずありえない、いかにもアメリカ・・・と言いますか
『欧米的デザイン』の最新の公園の様子をお届けします。まず最初に、何がすごいって、その形状とか、石の階段、木々や芝生の幾何学的に正確な配置。

ギリシア、ローマ時代からの名残りなのか「神殿の跡地」のような神聖な雰囲気すら感じられます。両サイド、真横がイースト・リバーという立地も神聖さを高めるのかも?
そう、この公園、ルーズベルト島の最南端に位置してまして、空中から見るとCGで描いたんじゃないの?ってくらい島のカタチにあわせて見事な二等辺三角形になってるんです。木々や芝生広場もキッチリ形状にあわせ、まさに『欧米的デザイン』って感じ。実際に訪れてみると、たぶん、多くの日本人の皆さんには、現実感を感じない不思議な空間じゃないかなと思います。
さらに輪をかけて『欧米的デザイン』なのが、その二等辺三角形の頂点に設置されたルーズベルト元大統領の大きな
顔・・・だけの像。まさにこの公園の顔となる像なんですけど、これもギリシア、ローマ時代からの影響でしょう。顔だけの像なんて、サムライ文化の根強い日本じゃ、まぁ、普通はなかなかありえない。だって、さらし首を連想しちゃいますから(笑)。
とにかく、日本人の感覚からすると、いろいろとありえない、空想の中にいるような世界が広がっていて、妙に興味深いです。謎の魅力がジワジワ。ちょうど最近リリースされて話題の「ドラゴンクエスト11」の世界に出てくるCGで描かれた公園みたいな感じかも? 以下、ご参考まで。
ドラクエの世界をリアルに作ってみた・・・ではありません(笑)
CGっぽいですけどマンハッタンのすぐ横に実在します
ルーズベルト大統領のやたらに大きな顔だけの像・・・
だったら全身像作ればいいのにねぇ
こういうのも文化の違い?
「神殿の跡地」のような神聖な雰囲気も
石の階段にはメッセージが刻まれてます
クイーンズ側の対岸には・・・
お馴染みペプシ・コーラの看板
木々の間隔、サイズ感、枝ぶり等々、欧米的デザインでキッチリ
よく見るとライトアップ用のライトも地中に
何もかもが「欧米」
最南端はこんな感じで船着き場っぽく
イースト・リバーの水辺と接してます
Franklin D. Roosevelt Four Freedoms Park〔ご参考〕
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http://www.fdrfourfreedomspark.org/:公式
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ルーズベル島という立地や、オープンしてからまだ5年経ってないという比較的新しい公園(しかもまだ一部工事継続中)であるためなのか、地元ニューヨークでもほとんど話題になってませんが、その独特のデザインや雰囲気はなかなか魅力的。公園や都市デザインにご興味ある方は必見でしょう。あと、今後、コーネル・テックが完成したら、いろんなイベントの開催場所として有名になるかもしれません。
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