先日 、『今、アメリカでは「3Dプリンティング」を活用した「人工器官」(prosthetics、義手等のこと)作りに革命的なムーブメントが起こってる…』等と民間NPOのEnabling The Futureをご紹介しましたが、それとは別に、イーストン・ラシャペル(Easton LaChappelle)くんっていう一人の少年が、これまたすんごい活動してるんですよ。
なにしろ、イーストンくんが立ち上げたこの活動のための公式サイトの名前は、”
Unlimited Tomorrow ”(限界のない明日)。義手(Robotic Arm )作りに必要な情報を無料公開。
説明文 や
紹介文 には、不可能を可能にするんだーっていう少年らしい、青春風味の真っすぐで熱くて清々しい想いがたっぷり。
イーストンくんは、14歳の頃にレゴ・ブロックで最初の義手というか、電動のロボット・ハンド(robotic hand)を作り出し、徐々に上達するにつれ、3Dプリンティングや脳で操作できる技術を活用した義手を作りたいと考えるようになっていったんですって。
切欠になったのは、サイエンス・フェアで出会った7歳の少女。彼女は8万ドル(1ドル=100円で800万円)もする義手が必要で、しかも、成長に応じて買い替えないといけません。でも、そんなお金はなかなかありません。
そこで7歳の少女と交わした会話が、10代の多感な少年の心に火をつけました。「だったら、ボクが不可能を可能にしてみせる!!」、「明日に限界なんてないんだ!!!」ということになったそうです。
そう、こないだご紹介したEnabling The Futureと同様の仕組みで、イーストンくんが研究・開発している技術があれば、義手を単純な材料費分の僅か20~50ドル(2~5千円)で作れるようになる…というか、今ではもうそうなりました。
不可能を可能にしちゃった。すごい。それもこれも、このイーストンくんのようなハートを持った研究者や技術者の方々のおかげということで、2013年、彼が
17歳の頃にTEDx Talksで講演 も行っています。この講演の動画、中高生は必見でしょう。中高の英語の授業の教材に使ったらいいと思います。
以下、そのTEDx Talks講演の動画などご参考まで。
VIDEO
3D Printing in Animatronics:
Easton LaChappelle at TEDxMileHigh
熱い想いたっぷりの公式サイト〔ご参考〕
・
http://theroboarm.com/ :Unlimited Tomorrow公式
ちなみに、そんなこんなで、現在、20~21歳のイーストンくんは、今もロボット・アームの研究・開発を続け、NASAで研究員に。すごい。ロボット・アームを極めたいイーストンくんにピッタリ。それんしても、14歳の頃から研究し続けてきたことでNASA入りって、ドラマや映画みたい。名作 映画「October Sky 」を思い出しました。
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