昔からアメリカ人は起業家精神が旺盛とかいいますが、現在、米国には
「ミレニアル世代の4人のうち一人は起業家になる」 なんてデータも出てまして、上図のポスターみたいな広告とかでもよく見かけるんですよー。データのソースは"Kauffman Index of Startup Activity, National Trends"の
2015年版 、最新の
2016年版 も出ています。
日本の感覚では4人中一人が起業するなんて想像つかないかも? でも、アメリカ、特にNYには起業家さんはそこらじゅうにゴロゴロいっぱい。
新築高層アパート(日本で言うマンション)の中には、住民向け共有設備として、従来からあるプールやジムに加えて起業家向け
コワーキングスペース(Co-Working Spaces、ミニ・オフィス的なもの)を作る物件も 出てきてるんです。
さて、こうした背景から急成長中のNY生まれの起業家向けのコワーキングスペース運営会社のWeWorkが、様々なジャンルの起業家の方々を支援するため、
「WeWorkクリエイター・アウォーズ」(WeWork Creator Awards) という賞を創設。Incubate、Launch、Scaleの3部門で複数名の入賞者に対し、3万6千ドル(約400万円)~36万ドル(約4千万円)もの助成金を出すそうで、その総額はなんと2千万ドル(20億円超)!!!
しかも、詳細は
公式特設サイト や
公式FAQ などでご案内されているとおり、ほぼ誰でも応募可能な条件になってるんですよー。これ本当にすごーい。日本人は優れたアイデアをじゃんじゃん生み出す天才の多い民族と、いまや国際的に信じられてますから、この手の企画は日本人の皆さんには、結構、可能性の高いチャンスだと思います。
あ、そう言えば、つい最近も、3月24日にサンフランシスコで開かれたベンチャー企業の世界一を競うコンテスト「スタートアップワールドカップ」の決勝で、園児見守りロボットのサービスを展開する日本のベンチャー企業、ユニファ(名古屋市)が優勝。優勝賞金100万ドル(約1億1000万円)を獲得し
ニュース になってましたよね。
話を戻してWeWorkといえば、つい最近、3月20日頃の報道で、日本のソフトバンクさんが3億ドルも出資すると発表。
しかも、今回の投資は1回目に過ぎず、この後も継続的に出資し、総額30億ドルに達する見通しとかなんとか
ビジネス誌 はもちろん
ファッション誌 などでも話題に…。そりゃそうですよね。4人のうち一人は起業家になり、この手のコワーキングスペースが必要になるのですから、かなり多くの方々にとって関係ある話題なのでしょう。なお、日本のソフトバンクさん関連ということもあってか、一応、
日本語メディア でも
関連報道 出てますね。
それでは以下、「WeWorkクリエイター・アウォーズ」(WeWork Creator Awards)関連情報をご参考まで。
総額2千万ドル(20億円)の助成金出しますよーと
公式ブログで発表 Incubate、Launch、Scaleの3部門で
各入賞者に3万6千ドル(約400万円)~36万ドル(約4千万円)
もの助成金が用意してあるそうです
公式FAQ によると、誰でも気軽に参加可能になってます
NYの締め切りは今年の11月1日
今年、世界の8つの主要都市で順番に開催予定
VIDEO
Creator Awardsの紹介映像
〔ご参考〕
・
http://creatorawards.wework.com/ :特設サイト
【WeWork関連過去ログ】
・
NYの共有オフィスWeWork Labsでペプシが独自のベンチャー支援
・
コロンビア大学がベンチャー企業支援のためNYに共有オフィスをオープン
「4人のうち一人は起業家になる」ってすごいですよねー。これもインターネット時代の賜物かも? NYではさらに多くの方々が起業家に・・・、あ、そうそう、こういう環境だとあんまりブラック企業がどうのこうのって話題は出にくい気がします。だって、だったら自分で起業しよってなりますから。それと、68%もの起業家の方々が予測以上に「財務面でリワーディング」(要するに儲かる)と答えているのも地味に重要かも。コレが本当なら今後ますます起業家になる方は自然に増えるでしょうし、WeWorkのようなビジネスも成長するでしょう。
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