皆さん、文化交流大使ってご存知ですか?「日本の心を世界に伝える」ため2003年から
文化庁が海外派遣している様々な分野の専門家さん。昨日、その関連イベントがニューヨークでありました。お話しされたのは、世界的に有名なクリエイティブディレクターの佐藤可士和さん。テーマは「アイコニック・ブランディング」(ICONIC BRANDING)で、会場はお馴染み
Japan Society。
イベントのチケットは完売。会場には日本人よりもアメリカ人のほうが多めで、佐藤さんも英語でプレゼンされたんですよ。
ご存知の方も多いと思いますが、佐藤さんはユニクロのニューヨーク1号店の店舗デザインを手掛けたことでも有名。そのご本人による英語でのレクチャーということでいろいろ面白いお話しが聞けました。
例えば、グローバル展開用のユニクロのロゴマークの誕生秘話。他の
インタビューとかでもお話しされてますが、要するに、「日本発」を表現するためにキービジュアルに日本語の「カタカナ」を用いたことが成功に繋がったそうです。
日本語には、「漢字」、「ひらがな」、「カタカナ」があることやそれぞれの魅力をデザイナーの視点からお話しされ、会場に集まったアメリカ人の方々も興味深そうに耳を傾けてました。
それもそのはず、近年、米国、特にニューヨークでは、日本語を製品デザインやブランディングに取り入れている事例をいろいろ見かけます。例えば、ファッション・ブランドの
スーパードライ、化粧品の
再生、コミコンの
各種ブース、MoMAコレクションに加わった
「もじバケル」などなど。ファッション・いずれもデザインやブランドイメージの価値が重視されるもの。日本人が想像する以上に海外の人々は日本語(その背景にある
日本の文化や価値観や美徳)に興味や関心を持っているということなのでしょう。
佐藤さんはそこまで詳しくはお話しされてませんが、やはり、国際的に活躍されているクリエイターさんということで海外の情報やトレンドに敏感でこうしたアイデアも自然に生まれてきたのかもしれません。興味深いですね。
講演の後のQ&Aコーナーも楽しかったです会場で配布されたプログラムプログラムと一緒にもらった巨大ポスターとシール巨大ポスターには佐藤さんのデザイン実績も
上の写真はふじようちえん〔ご参考〕
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http://kashiwasato.com/:公式
他にも歌舞伎・八代目中村芝翫、(株)ビューティーエクスペリエンス、有田焼などの多様なクライアントの方々がいらっしゃって、それぞれ個性的なデザインがどのように作られたのかなどお話しをお伺いできていろいろ勉強になりました。※コメント欄にはログインが必要です。お手数をおかけしますが、ExciteホームでID登録しブログトップでブログを開設してからログインください。既に登録済みの方はそのままご利用頂けます。「人気blogランキング」