3月8日にあったInternational Women's Day(国際女性の日)関連で、Fearless Girl(勇敢な少女)やSuper Girl(スーパーマンのような女の子)等々について調べていたら、「
Postcards for Ellie: Strangers send hundreds of cards to girl with cancer」(エリーへのポストカード:見知らぬ人々が何百枚の絵葉書を小児がんの女の子へ送る)という、丁度1年ほど前(2016年3月16日付)の記事を発見。
生後わずか4ヶ月で脳腫瘍になってから、17回もの手術や継続的な放射線療法を受け、幼少期の大半を病院内で過ごしていたエリー・ウォルトンちゃん(当時3歳)は、動物が大好き。
ある日、アリゾナに住む曽祖父母からロバが描かれた絵葉書が届くと、それを見つけたエリーちゃんは「郵便でロバが届くなんて、とってもかっこいい!!」と大喜び…。あぁ、そうでしょうね。
難病の闘病生活のため病院で暮らす3歳の女の子にとって、まだ見たことのない外の世界で自由に暮す動物が描かれた絵葉書は、夢や希望を膨らませる心の支えというか、きっと宝物みたいなものなのでしょうね。
そこでエリーちゃんのご両親は、お友達や、お母さんがエリーちゃんの闘病生活の記録をつづっているフェイスブック・ページ(
Prayers for Ellie Walton)の読者の方々に「何かの機会があればエリーに絵葉書を送ってあげて下さい」と呼びかけてみることに…。すると、見ず知らずの方々からのものも含め、全米のほぼすべての州、さらには
ロシア、日本、フィンランド、ドイツなどの外国からも!!!、どうかエリーちゃんの病気が治りますようにといった願いの込もった絵葉書が、続々と届くようになったというのです。
心のあたたまる素敵なお話ですよね。また、平凡な日常が実は決して平凡ではないということや、今を生きる意義を考えさせられます。
さらに、今回もそうですけど、アメリカでは、こういう感じの人間の優しさや素晴らしさや美徳や道徳観に関するお話の中で「なんと!! 海外からもお手紙や支援が届いてるんですよー」という展開になりますと、かなり頻繁にJapan(日本)を見かける気がします。しかも、かなりマイナーな出来事のお話でも、です。以前お伝えしたゴミ収集車でやってくる
ベテラン清掃員のおじさんと幼い少女の友情のお話の時もそうでした。このようなところからも日本文化や日本人らしさの一端が感じられると思います。
残念ながら、エリーちゃんは今年1月に天国へ旅立ってしまいましたが、常に死と向き合う苦しい難病でも笑顔を忘れることなく、勇敢に戦い抜いたこの4歳の女の子の姿は、多くの方々の心の中に永遠に残ることでしょう。そうですね、人々を奮い立たせたり、みんなの心を動かすという意味では、誰よりも強いスーパーヒーローなのかもしれません。
She's a super girl!誰よりも強い
なお、近年、ニューヨークでは、ちびっ子達の間でいわゆるスーパーヒーロー・ファッションの人気が高まってまして、時折、街角のあちこちで手作りのマント姿の子どもを見かけたり、公園で仮装して写真を撮影できるっていう自分がスーパーヒーローになるイベントやってたりします。
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