

毎年3月初旬に開催される恒例の「インターナショナルレストラン&フードサービスショー」(
The International Restaurant & Foodservice Show of New York)に、今年も行ってきました。開催期間は3月5日~7日まで。国際展示場のジャビッツ・センター(Javits Center)が会場です。この展示会には、毎年、1つテーマや分野を決めて日本産の食材を特集する日本のパビリオン(Japan Pavilion)が登場するんですよ。
去年は九州・沖縄の焼酎や泡盛の蔵元さん約10社を中心に、お出汁で有名な『茅乃舎』(かやのや)さんなどが
参加。高橋酒造のデコポン果汁入り梅酒「うめぽん」は、このショー全体のTop 15 New Productsの1つに選ばれ、その後、NYのお店でちょくちょく見かけます。米国展開の追い風になってるのでしょうね。
そんなわけで、日本から米国進出しようという日本の皆さんにとっては、何かと良い機会になりそうなイベントなのですが、今年の日本パビリオンでは『お米』がテーマ。「米国レストラン向けに日本産米をメニュー提案」というスローガンのもと、飲食店などに向けた
業務用のお米のPRが中心のようでした。

なんでまた急にお米??・・・と思って調べてみたら、3月2日付の
日経新聞によると、日本フードサービス協会が農林水産省の補助事業として国産米の輸出支援に乗り出すと発表したとのこと。
ちょうどこれから、日本政府が日本産米の輸出支援に力を入れようというところだったんですね。いいですねー。美味しい日本のお米がアメリカにもっと広まれば、お米と一緒に食べると美味しい日本産のいろいろな食材ももっと売れるようになるかも?
それなら、1つアイデアというかアドバイス。美味しいお米を手軽に炊けてちゃんと保温できるまともな炊飯器(象印とか)を、もっとアメリカで広める広報活動(お料理番組のスポンサーとか?)も同時に進めてみると良いと思います。
実は、ほんの数年前まで、ニューヨークでも、美味しいお米を手軽に炊けてちゃんと保温できるまともな炊飯器は、その辺のお店で売ってませんでした。最近は、健康志向の高まりや、趣味でお料理する方々が増えた影響か、ニューヨークでは、そのへんのお店
(Bed Bath & Beyondなど)で象印の炊飯器を見かけるようになったけど、やっぱり今でも、例えば、アメリカのAmazonの
炊飯器ベストセラーランキングとか見ると、日本ならどこの家にでもあるような普通の炊飯器が、アメリカではそんなに普及していないようです(2~3千円で買えるただ炊けるだけのしょぼい炊飯器が主流)。
ただし、雑誌とかの
家電特集など見てると、象印の炊飯器はすごいとか、良い炊飯器使うと美味しいお米が炊けるといった評判や関心は地味にじわじわ広まっているので、せっかくお米をPRするのであれば、日本製の炊飯器を後押しする広報活動も合わせて取り入れてみるというのはいかがでしょう。
以下、インターナショナルレストラン&フードサービスショーの様子などご参考まで。
日本パビリオン
寿司シェフ、Kunihide Nakajimaさんによる調理デモンストレーション
三重県のお茶
アメリカのAmazonの炊飯器ベストセラーランキング
他にもいろいろな飲食業界のブースがずらり
受賞歴もあるBBQソース
お酒入りアイスのTipsy Scoop
【NYレストラン&フードサービスショー特集】
・
NYレストラン&フードサービスショー、今年は日本産米が注目
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ソーダの販売量を上回ったアメリカの清涼飲料水人気の最前線!?
今回ふと気づいたんですけど、BBQソースのお兄さんみたいに受賞歴があるとか、美味しさに自信のある品々を販売している方々は、商売云々じゃなくて、ぜひ皆にも食べて喜んでもらいたいという感じのキラキラした笑顔に自然になってる気がしました。
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