

ただ今、日本の宝塚歌劇団の超スーパー・スペシャル・チームがニューヨークに上陸中。リンカーン・センター・フェスティバルの一環として、92年以来、24年ぶりとなるNY公演、しかもなんと宝塚OGも交えた
特別公演を24日(日)まで上演されているんですよー。演目は、現在もロングラン中の大人気ブロードウェイ・ミュージカルの『シカゴ』(Chicago)。

参加OGには、入団年順に、峰 さを理さん(72年)、麻路 さきさん(83年)、和央 ようかさん(88年)、姿月 あさとさん(87年)、湖月 わたるさん(89年)、朝海 ひかるさん(91年)、水 夏希さん(93年)、大和 悠河さん(95年)等々、それぞれ所属した組の男役トップスター経験者の名前がずらり。
それでその『シカゴ』への評価ですが、本場ブロードウェイの本物のステージを何度も見てたり、今回、日本語での公演になってるということもあってか、ニューヨークの批評家からは残念ながらイマイチの反応。
ただし、本編の後、アンコールとして披露する宝塚歌劇団ならではの9曲もの宝塚レビューが各所で総じて大絶賛されてまして、「シカゴより~普通に~宝塚レビューが好きっ」状態。例えば、NYタイムズの
レビュー記事の締めくくりに「宝塚歌劇団ならではのレパートリーを見るために日本の宝塚まで行かなきゃ」と書かれていたりします。
以下、ご参考まで。
タイムススクエアでポーズを決める宝塚OG
(左から)水夏希さん、湖月わたるさん、姿月あさとさん、
峰さを理さん、麻路さきさん、和央ようかさん、
朝海ひかるさん、大和悠河さん
センターの峰さん、麻路さんはそれぞれ64歳、51歳なんですけど
めちゃめちゃカッコいいですよね
宝塚によるシカゴ
もちろん男役も女性が演じています
きれいですねー
宝塚歌劇団ならではのステージに大絶賛
Takarazuka Revue: Overview
この他にもリンカーンセンター公式Youtubeチャンネルにて
宝塚レビューの歴史など紹介ビデオ公開中〔ご参考〕
・
http://www.lincolncenter.org/show/takarazuka-chicago:公式
・
Review: In Takarazuka’s ‘Chicago,’ the Midwest Looks a Lot Like Japan[New York Times/ July 21, 2016]
・
Theater Review: An All-Female, All-Japanese Chicago[Vulture/ July 21, 2016]
本編の「シカゴ」より、アンコールのステージで披露した宝塚レビューに大絶賛が寄せられているというのが、実に興味深いです。さすがニューヨーク、ひじょーに目の肥えた批評家さんや業界関係者の多い街ですから、長い歴史や文化を背景に持つオリジナルだからこその魅力とか、そこに宿る本物の情熱や魂のようなものをちゃんと見て評価してくれるんでしょうね。あと、上述のとおり、リンカーンセンターの公式YouTubeチャンネルに宝塚を紹介するビデオ(説明はすべて英語)が公開されたので、今後、それを見て日本まで宝塚を見に行く外国人の方々も増えるかもしれません。
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