

10年以上の歳月と14億ドルもの巨額予算をかけ、2014年11月にリニューアル・オープンした地下鉄フルトン通り駅、別名フルトン・センター(Fulton Center)。天井から地下フロアまで自然光を取り入れるなど、最新の建築技法を駆使し話題を呼んだことなど
オープン時にお伝えしましたが、その後、1年半ほど経過して、上の写真のチョコ屋さん(
neuhau)など様々な小売店舗が入居しはじめました。

駅と直結する建物内の商業施設、いわゆる「駅ビル」のようなものなのですが、ニューヨークの地下鉄ではこうした「駅ビル」がある駅は、ほんのごく一部しかなく、かーなり稀。
アメリカ全体を見てみても、もっぱら「車社会」のこの国では、そもそも公共交通機関として電車や地下鉄が走っている都市がひじょーに限られておりまして、こんな感じの新しい「駅ビル」は、なかなか珍しい建物と言えるでしょう。アメリカの歴史上でも、結構、稀かも?
そんな背景から、これまでのところこの「駅ビル」には個性的な魅力のある小売店舗がいろいろ入居している印象。ロンドン生まれのファースト・フード店のようなお寿司屋さん、
ワサビ(Wasabi)の支店が入っていたり、あのNY No1ハンバーガー屋チェーンの
シェイク・シャック(Shake Shack)の支店も、公式サイト上の
小売店情報ページにComing Soonと出ております。
以下、現場の様子などご参考まで。
ビル内に小売店舗が入居しはじめました
個性的な魅力のある小売店舗いろいろ
所々でアートの展示とかも
手帳ブランド、モレスキン(Moleskine)
ワイン屋さんも
冒頭の写真のチョコ屋さん
美味しそう
こんなスマホ・グッズ屋さんも
建物自体、個性的な建築になってます
駅のホームに直結
実は、このアート展示・・・
スマホに専用アプリをダウンロードして見る
拡張現実(augmented reality、略してAR)機能を
使ったものなんですって〔ご参考〕
・
http://www.fultoncenternyc.com/:公式
あと、新たな入居小売店舗の一覧表に、あの共有オフィスのWeWorkが入ってるのも、ひじょーに興味深いですね。詳しいことは機会を改めて書きますけど、近年、ニューヨークではWeWorkのようなビジネスが超急成長。それどころか、普通の住居用アパートでも、オフィスとしての利用も含めた各種共有スペースを作る動きが出てたりするんですよー。なぜ、そうなっているのでしょう? ヒントはミレ二アル世代の影響・・・。
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