日本の皆さん、大変なことになってます。7月6日にオーストラリア、ニュージーランド、アメリカの3カ国で先行リリースされた無料のスマホ向けアプリ・ゲームの「ポケモンGO」(Pokemon Go)が、たった1週間で業界関係者が腰抜かすほどのとてつもない記録を続々と連発中!!! 7月11日は、
世界中の大勢の方々に惜しまれながら55歳の若さで亡くなった岩田聡前社長の 一周忌の命日でしたが、岩田さんの魂は、確実に任天堂の方々に受け継がれているようです。
まず、リリースから5日後の
経済誌Forbesの報道によると、Pokemon Goの米国内ダウンロード数は少なくても750万を突破。ゲーム内課金からの売上げはiOSだけで160万ドル(約1億6000万円)到達。
で、その2日後には、
アクティブ・ユーザー数が1日最大2100万人に達し、モバイル・ゲームとして米国史上最大のヒット作に。
さらに、FacebookやSnapchat他各種人気アプリの中で
1日の平均使用時間も断トツ、
圧勝のトップ。App Storeのゲーム部門売上げランキングでも、リリース後たった14時間の
史上最速でNo1達成。
でも、コレ、1週間前にデビューしたばかりですから、各所で、この調子じゃ、今後、ありとあらゆる記録をすべて更新しちゃうんじゃないの?って予測が飛び交ってまして、
任天堂の株価もドカーンと高騰。12日の東京株式市場では、一時前日比2785円(13.7%)高の2万3045円と年初来高値を更新。時価総額はおよそ8カ月ぶりに3兆円の大台を回復。ポケモンGOのリリース後の直近4営業日の上昇率は、なんと6割超!! 株式の売買代金も12日午後2時時点で東証1部トップの2500億円台。しかも、この水準は、2位のトヨタ自動車の4.4倍なのだとか・・・。
まさに、神がかり的なすさまじい展開。すごーい。
でも、なぜ、この「ポケモンGo」は、突如、こんなにも大ヒットできたのでしょう?
スマホの位置情報トラッキング技術(location-tracking technology)や拡張現実(augmented reality、略してAR)機能などにより、プレイヤーが自分の今いる現実の世界の中で、スマホの画面上のデジタル・マップやカメラを通しモンスターを探し、捕まえるというこのゲーム、人間がもともと持っている狩猟本能を刺激するとか、「宝探し」の楽しさも魅力とかいろいろ言われていますけど、突然、ここまでヒットした理由としては、それだけではイマイチ説明不足。
また、その開発・運営に、あの「イングレス」(Ingress)を作ったGoogleの社内ベンチャーで2015年8月に独立した「ナイアンティックラボ」(Niantic Labs)が協力してるから・・・というのも、もちろん成功の一因ですけど、それだけでもないでしょう。
あ、ちなみに、「イングレス」は所定の場所にあるチェック・ポイントを訪れる陣取り合戦的なゲームでしたが、
「ポケモンGo」のモンスターは神出鬼没になってまして、なんらかの条件を満たすとどこにでもモンスターが現れるんですよ。モンスターを呼び寄せるアイテム(lure、ルアーとか)なども多々ありまして、「イングレス」よりも桁違いにゲーム性が向上した印象。
実は、早くもニューヨークでは、そんな「ポケモンGo」のゲーム内のアイテムを使って、集客アップや売上げアップに成功したお店も出てきているんです。
L'Inizio Pizzaというピザ屋さんのマネージャーさんが、「ポケモンGo」のゲーム内でモンスターを呼び寄せるアイテムを試しに10ドル分購入して自分のお店に置いてみたら、そこに集まるモンスターをゲットするために集まるお客さんがどっと訪れるようになり、
その日の売上げがなんと75%もアップ!!! そうなんですよ。このゲーム、拡張現実機能によって、今、自分のいる現実の世界とゲーム内の世界がリンクしているため、
うまく活用すると現実のビジネスのお役にも立っちゃうんです。
あ、これも「ポケモンGo」がヒットした理由の1つでしょうね。でも、そうしたことよりも、もっと重要な理由があると思うんです。
そのもっと重要な理由というのは・・・???
タイムズ・スクエアでDratini(ドラタイニィ、ミニリュウ)発見名所の像とかがチェックポイントになってますが、
「イングレス」のような陣取り合戦がメインじゃない感じ
訪れるとアイテムをもらえることもthinkgaming.comのiPhone向けゲームアプリ売上げランキング
「ポケモンGo」自体は無料ですが
ゲーム内課金だけで1日160万ドル(約1億6000万円)もの売上げにアンドロイドOSでのアクティブ・ユーザー数
リリース後わずか3日でTwitterを抜き
猛烈な勢いで増加中ユニオン・スクエアの青空市場でSpearow (オニスズメ)発見ゲーム内でジムになってるフラットアイアン・ビル横を
デジタルマップ見ながら移動中
周辺で「ポケモンGo」やってる人もちらほらフラットアイアン・ビルのジム、
この後、入ってみました〔ご参考〕
・
http://www.pokemon.com/us/pokemon-video-games/pokemon-go/:公式
【ポケモンGo特集】
・
「ポケモンGo」がアメリカで神がかり的な大・大・大ヒット!!!
・
ニューヨークの街角でポケモンGoやってみました
すみません、この続き、よりビジネス・レポートっぽく、しかも長くなりそうなので長文でも読みやすいメルマガの方で書かせて頂きますね。さすがにここまでの大ヒットというのは滅多にない歴史的な出来事でございますし、せっかくの機会ですので、マーケティングでの活用法のヒントやアイデアなどについてもちゃんと書いておきたいですし。なお、メルマガは初月無料ですのでお気軽にどうぞ。
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