
前回に続いてロウワー・マンハッタン地区から久しぶりに建築関連の話題を・・・。「摩天楼」なんて呼び名もあるくらいニューヨークには数多くの高層ビルがありますが、そんな中でも珍しいオフィスビルがココ、180 Maiden Lane。場所は、NY証券取引所などのあるウォール・ストリートで有名な金融街からすぐ。サウス・ストリート・シーポートの近く。

何が珍しいかというと、昨年2015年1月、オーナーがClarion Partners and MHP Real Estate Servicesに変わり、2,800万ドル(1ドル=100円換算で28億円)かけて大規模なリノベーション工事が行われまして、一階ロビーの共有スペースが大変身。
太陽光がサンサンと降り注ぐガラス張りの天井、芝生広場のような空間、そして、ステージまで?!
昨年4月の完成後、オフィス・ビル内にあるパブリック・スペースとは思えない仕上がりに、
経済紙や
地元メディアなどから「ガラス張りの室内型ミニ・ブライアント・パーク」を作っちゃった・・・などとの声も出たほど。
たぶん、まだ日本の皆さんにはほとんど知られていないと思いますが、ニューヨーク内でも最新のユニークなオフィスビル建築(リノベーションですけど)の事例の1つじゃないかなと思います。
以下、現場の様子をご参考まで。
太陽光いっぱいのガラス張りの天井
芝生広場にステージ?!
ベンチやテーブル席もいっぱいあって
自由に使えます
実際に、すでに様々なイベントもこの空間で開催されてまして、
例えば、River to River Festival(6/16~26迄)の
会場の1つにもなってました〔ご参考〕
・
www.180maiden.com:公式
ニューヨークに「建築」の視察ツアーでいらっしゃる方はぜひどうぞ。パブリック・スペースということで、誰でも自由に入れますし、軽食を販売している売店もあります。もし可能なら、この空間でイベントが行われる日に合わせて訪問されると、きっと楽しさ倍増でしょう。
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