人工知能関連で、また興味深いニュースが・・・。「2016年6月29日、同社はロボットとAI(人工知能)を柱とした経営方針を発表」し、「2006年に犬型ロボット『AIBO(アイボ)』の生産を終了したが、
AI技術による高性能ロボットの実用化を目指し再参入する」などと
各所で
ニュースに・・・。これに伴い、米AIベンチャーの
Cogitaiへ出資し、公式求人サイト「
AI × Robotics」も6月30日オープン。
今月、このブログでは、「
今、アメリカの人工知能業界はまるでカンブリア紀?」とか「
野良ロボットがやってくる?!智連社会への準備にはニューヨークを訪れてみるのがベスト」などと、人工知能関連の話題をいくつか取り上げて参りましたが、今度はソニー。
それだけ「ロボット×人工知能」の重要性が高まってきた証拠と言えるでしょう。
でも、そうなると、なんでソニーは2006年の時点で、AIBOの生産(含、修理などのサポートや研究開発)を一旦やめちゃったんでしょう?
特に、修理の方は、途方に暮れていたAIBOをかわいがってきた飼い主の方々のために、2014年3月に公式サポートを終了した後も元ソニー社員のエンジニアの方々が、市場に流れるジャンク品などから部品をかき集め、自分たちで類似品を作り修理を請け負っていると
ニュースにもなってましたし。
「AIBOをかわいがってきた飼い主の方々の思いに応えるために・・・」
という気持ちがソニー内部の方々にもうちょっとあれば、「ロボット×人工知能」の重要性にもっと早く気づけていた気もします。当時の経営層は何を見ていたのでしょうね? 人間の感情を理解するAIを開発する前に、自分たち自身がもっと人間の感情を理解する必要があるのかもしれません。そもそも、そのまま続けてたらAIBOの飼い主の方々が困らずに済んだでしょう。また、そうしていれば、競合他社よりこの分野でかなり先行できていたかもしれません。
まぁ、でも、逆に言うと、10年前の時点では、こんなに急速に人工知能業界が盛り上がるなんて誰にも予測できなかった、ということなのでしょうけど。
〔ご参考〕
・
ソニー、深層強化学習を搭載したロボットエージェントを投入へ[日経Robotics 2016/06/30]
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