今年1月、88歳でご逝去されたMITの
マービン・ミンスキー さんが「人工知能の父」と呼ばれているとおり、その歴史は案外長いのですが、ごく最近、特に米国では新たに
役職 や
ラボ を作ったり、擬人化(
Ross や
Amelia )などして業務へ
導入 するなど人工知能(Artificial Intelligence、略してAI)関連の様々な取り組みやニュースが急増中。そこで、近年のAI技術関連のポイントを簡単に年表形式でまとめてみました。
まず、2014年、米ベンチャー・キャピタルによるAI関連企業への投資額が
爆増 (対前年比300%、NYでは2015年も
200%増 )。AI関連業界は急拡大、関係者も急増へ。
翌2015年、各種AI技術の
オープン・ソース化 が一気に加速。
特に11月、Googleがディープ・ラーニング・ソフト「
TensorFlow」をオープン・ソース化 すると発表した翌週、Facebookが
独自ハードウェア設計 を。その翌日、Tesla Motors創業者兼CEOのイーロン・マスク(Elon Musk)らが10億ドルを拠出し、A.I.開発のためのNPO
「オープンAI」(OpenAI)を設立 。なお、Facebookは、2015年1月時点で
「Torch」の高速化と最適化のためのツールのオープン・ソース化 済み。いろいろ調べてみるとGoogleに対抗し2016年1月に
Microsoftも自社開発AIをオープン・ソース化 してたりするけど、Facebookの勢いがすごい。
FacebookがAI関連技術のオープン・ソース化に熱心なのは、この分野に本腰入れたのがまだ3年弱と、遅れてやってきたから。何十年も前から取り組んでる先行するIBM、Microsoft、Google他、IT業界の巨人たちに追いつき、追い越すため・・・と担当部署(Facebook’s Artificial Intelligence Research program 、略してFAIR)代表で
NYUの教壇 にも立つ
ヤン・ルカン(Yann LeCun)さん談 。ちなみに、Facebook創業者CEOのザッカーバーグさんも、個人的に簡単なAI作ってみよって感じの今年の
抱負 を発表してたりします。そう、社長自らですよ。
他にも関連報道は山ほどありますが、要するに、AI関連投資が急増し関係者が急増しはじめたところに、AI関連技術のオープン・ソース化が一気に進んだため、ごく最近のAI関連業界は、『カンブリア爆発』(今から5億4200万年前から5億3000万年前のカンブリア紀に、それまで数十数種しかなかった生物が突如1万種もに爆発的に増加した現象)みたいな感じなのかも?
最後に話は変わりますが、ちょっと漫談っぽくて面白かったので、「人工知能の父」、故マービン・ミンスキーさんによる
TED講演 のビデオを、以下、ご参考まで。
VIDEO
Marvin Minsky: Health, population and the human mind
そんなわけで、今年2016年に入ってから、アメリカでは一段と人工知能関連の話題が増えています。IT関係やビジネス関係のメディアはもちろん、音楽誌「ローリング・ストーン」などでも2月29日 、3月10日 の2週にわたって特集組んでまして、かなり面白かったです。若干長めですけど、最新分野だけあって記者がよく分かってないのに書いてる誤報や的外れな記事とかやたらに多いですから、最新の人工知能のより正確な動向や状況にご興味ある方にはオススメ。必読かも?
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