興味深いニュースを1つ。先週(5/13)、ニューヨーク・タイムズ紙の世界のトレンドを伝えるコーナー(What in the World)に『「日本にはあらゆる味のキット・カットがある』という
記事が・・・。アメリカでも、クリスマス・シーズンに特別バージョンのキット・カットが期間限定で発売されたりもしますけど、そもそも、この手のお菓子の「味」が日本のように何百種類も存在するってのは、結構、珍しいことみたい。
また、この記事では、日本にはいろいろな「味」のキットカットが300種類近くもあって、発売元のネスレの発表によると、この手のお菓子では日本で一番売れてるなどとも。へぇー。
アメリカの方々が聞いたら、「なんで日本ではキット・カットがそんなに売れてるの?」とか「なんで300種類も違う味があるの?」とか驚きそう。だって、多くのアメリカ人は、子どもの頃から別にごく普通に食べ慣れてるチョコのお菓子が、日本でそんなことになってるなんて思いもよらないことでしょうし。
この記事では、その理由について「キット・カットという名前の響きが日本語の『きっと勝つ』と重なるので、大学受験前の学生へのギフトとして贈られる」(
Kit Kat’s name echoes the Japanese phrase “kitto katsu,” or “surely win” and is often sent as a gift to students before college entrance exams. )などと説明。
日本では、キット・カットは、もはや単なるチョコ菓子ではなく、お守りとか縁起物って感じの特別な意味合いを持つようになっていて、そのため全国各地で名産品味のキット・カットが続々と作られ、めちゃめちゃ種類が多くなった・・・いう背景も紹介してくれてるんですけど、このちょっと変わったキット・カット人気のお話が、何かのキッカケでアメリカに広まって定着しちゃったら面白そう。
アメリカのクリスマス仕様キット・カット日本にはいろいろな味のキット・カットが・・・〔ご参考〕
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Japan Has a Kit Kat for Every Taste, and Then Some[MAY 13, 2016, NYT]
いつの間にか、アメリカでも「キット・カットはどっかの国で “surely win” という意味の縁起物なのよ、知ってた? だから、はい、キット・カットあげるわ。」なんて言われるようになったら面白そう。「あの、その発想の起源は、日本なんですけど・・・」みたいな感じになったりして?
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