

前回、4本の動画と共にお届けした
『プロジェクト・ダンス』(Project Dance)。1年に1度開催され、タイムズ・スクエアに作られた特設野外ステージにて、午前9時~午後5時までぶっ通しで、ホントに多種多様、個性豊かなダンス・カンパニーや個人のダンサーの方々が素晴らしいダンスを披露し、そのすべてを無料で見れるっていう、いかにもニューヨークらしいダンス・イベントです。
前回も少し触れましたが、近年、日本では小中高の学校教育の中でダンスが「必修化」されたということもありますし、もう少し、このイベントについて考えてみましょう。
今、小中高生じゃない皆さんにとりましても、こうした舞台で披露されるダンス作品をただ見る側としてではなく「もし、自分が作る側だったら?」と考えると気づかされたり、学べることがいっぱい。
何もないところから、こうしたダンス作品を創作するというのは、まっくの白紙に絵を描くような作業。
考えることはいっぱい。
ダンスのジャンル、振りつけ、衣装、メイク、ヘアースタイル、そして音楽・・・。それを何人で踊るのか? そもそもそのダンスを通して何を表現し、何を伝えたいのか? そのためにどうしたらいいのか?
そうした考えるべきこと何ひとつとっても、
そこに明確な1つの答えはありません。正解はいくつも存在し、そのダンス作品を作っていく過程で、それが正解であることを証明していくような作業になります。そのため、教科書に書かれた1つしか答えがないケースが大半の学校教育の中では珍しい、現実社会に近い特別な体験とも言えます。
また、一人だけで踊るのなら、それほど深く考えず、細かい部分までつめなくてもなんとかなるかもしれませんが、複数の人数でグループで踊る場合は、もっと大変。みんなの考えや思いも配慮しながら作り上げる必要があるからです。
そして、最終的にみんなの強い思いや気持ちが1つになって、そのダンス作品を通じて表現されるテーマやメッセージに心がこめられたとき、そのダンスは、それを見る観衆の心に響き、感動させ、場合によっては、人々の生き方とか人生すら変える力を持つようになるかもしれません・・・。
「もし、自分が作る側だったら?」と考えると
気づかされたり、学べることがいっぱい
見てるだけでワクワクしてきます
〔ご参考〕
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http://www.projectdance.com/?page_id=558:公式
【Project Dance 2016特集】
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Project Dance New York 2016[2016-05-01]←動画4本付
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いかにもニューヨークらしいダンス・イベント、Project Dance[2016-05-02]
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あなたは愛され、価値があり、美しい You are loved. You are valued. You are beautiful.[2016-05-02]
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"Insecurely" by Josh Bucknerの英文とその和訳[2016-05-02]
実は、まだ紹介してませんが、今回、とっても個性的で、並々ならぬ強い思いや気持ちがこめられた素晴らしいダンス・パフォーマンスにも遭遇いたしました。いやー、もう、すごいんです。カナダからやってきたCrossings Danceというダンス・カンパニーの中高生くらいの女の子たちによる"Insecurely"という作品なんですけど、その動画は次の記事で!!※コメント欄にはログインが必要です。お手数をおかけしますが、ExciteホームでID登録しブログトップでブログを開設してからログインください。既に登録済みの方はそのままご利用頂けます。「人気blogランキング」