ニューヨークならではのお楽しみの1つ、本屋さんでの講演会付きのサイン会。この街では、出版記念等でこの手のイベントは頻繁にあり、著名作家さんにも気軽に会えちゃう!!! 例えば、昨年もミュージカル『王様と私』のCD発売記念で
渡辺謙さんに・・・。で、昨日からあったのが、片づけコンサルタントで今や世界的ベストセラー作家の「こんまり」さんこと近藤麻理恵さんのサイン会。
朝9時から先着順で座席券（ブレスレット）が配布され、イベント開始の夜7時には会場は満席。なにしろ、彼女は雑誌タイム（Time）の2015年版世界で｢
最も影響力のある100人」（artist部門）の1人にも選ばれてますからね。
前の席に座りたいので2時間半前に行ってみると、こんまりさんの本に感銘を受けたというアメリカ人のいい感じの女性達がもうそこに!! 皆さん、やや興奮ぎみで考えてきた質問を披露したり、ご高齢のおばあちゃんが「日本語でI love youって何て言うの?」と聞いてきたり、とにかく絶大な人気ぶり。
そんなわけで、「お片づけ」に関心のある綺麗好きな女性にウケてるのかと思いきや、最終的に集まった方々の半分くらいは男性。年齢層も幅広く、まさに老若男女。人種や民族も多種多様。これだけ幅広い方々を相手に通訳を介してお話しするのは大変そう・・・と思いましたが、こんまりさん、壇上に登場するところから独特のオーラを放ってます。
世界的ベストセラーになった著書『人生がときめく片づけの魔法』（The Life-Changing Magic of Tidying Up）に、
「じつは五年間ほど、巫女として働いていたことがあります。私の神社好きは小学生の頃からで、今でも暇があればちょくちょく神社にお参りする習慣がついています。」（211頁）
と書かれてますが、今でもまるで神社からやってきた巫女さんみたい？ お話もお上手で見事にみんなを魅了しちゃうのです。すごい。
スライドを使ったり、実演パフォーマンスを披露したり、これまで何度も参加してきた他の作家さんの同様の本屋さんでのサイン会イベントと比べても、かなりプレゼンがお上手。
それと、「お片づけ」の重要性は万国共通、言葉や文化の壁も軽々とこえていけるってことなのかも?
会場に集まった方々のこんまりさんを暖かく包み込むような視線や、ホノボノとした雰囲気がとても印象的でした。あと、もしかすると「お片づけ」に限らず、その他の日本文化に根ざした様々な日本の美徳の中から、世界中の人々に大きな感銘を与えたり、高く評価される美徳はまだまだ沢山あるかもません。なんとなく日本の未来をより良いものへ導いていくヒントもそこにあるような気も・・・。
日本の出版業界関係者の方々は、そのあたりじっくり研究してみると世界で爆発的に売れるコンテンツの種が眠っているかも???
通訳を介して見事にみんなを魅了
老若男女、人種や民族も多種多様
スライドを使ったり・・・
実演パフォーマンスを披露したり・・・
楽しそう
サイン会風景
心をこめてサイン
輝いてます
巫女オーラ感じられます〔ご参考〕
・
http://konmari.com/：公式
会場の大多数（9割5分以上?）は日本人以外。完全にこちらの方々に受け入れられてます。そう言えば、先週号（第174号）のメルマガ内で紹介したファッション情報サイトのファッショニスタ（Fashionista）編集部の方の今年の抱負の中にも、"in the spirit of Marie Kondo,・・・"（こんまりさんの精神で・・・）という表現ありましたね。
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