新年に相応しい熱い情熱溢れる情報が飛び込んできました!! 広い意味でリアル版「下町ロケット」って感じのお話です。この物語の舞台は、「刃物の町」として知られる岐阜県関市で、1本、1本手作りの彫刻刀、切り出しナイフ、ハサミなどを作り続けて創業100年の老舗、義春刃物(よしはるはもの)さん。実直さの伝わる渋めの
公式サイトは、いかにも日本の地方都市でご活躍される中小企業とか、町工場という印象。
そんな義春刃物さんが、この度、なんと、米国市場向けの新商品「ニクサス」(niXaX)を打ち出しました。これを使えば、ステーキ肉などの筋を手軽に切断し、より柔らかく美味しくできるというアイデア商品。肉を刺して柔らかくするからニクサス?
確かに、お肉大好きなアメリカ人には売れそう!!!
でも、「資金も人手も限られる地方の中小企業がどうやって?」って思われる方も多いでしょう。「米国市場への進出なんて夢物語さ、どうせ無理だよ」などと、今、この瞬間も何もしないまま諦めている方だって、特に、地方の中小企業や町工場などでは少なくないと思います。
また、長い歴史や伝統を持つ老舗になればなるほど、前例主義に陥り、今までやってきたやり方を変えて新しいことに挑戦することは、大きな不安にもなるでしょう。
しかし、それでも義春刃物さんは、夢を追いかける道を選びました。
どうやら創業者のご子息などの若い世代の方々が中心になって、この新たな挑戦に挑んでいるようです。
1本、1本、職人さんたちの手作りという刀作り。100年を超える年月を経て受け継がれてきたその技術力をここで絶やすことなく、今の若い世代、そして、さらにその先の次世代へと継承していこうという強い想いが、きっと彼らの背中を押しているのだと思います。断片的な情報からでも、その想いはひしひしと伝わってきます。
そして、彼らが米国市場への進出のための最初の手段に選んだのは、あのキックスターター(Kickstarter)!!!
ちょうど幻冬舎plusでの連載の最新記事(
ニューヨークのトレンドは、企業の寄付とボランティアから生まれる)でも書いてますが、キックスターターとは、もともと主に音楽、アート、舞台芸術などの文化活動に対する寄付集めからはじまった世界最大のクラウドファンディング・サイト。自社商品を量産したい中小ベンチャー企業などが、資金の寄付を募る場としても発展し、2015年2月には、「Pebble Time」というスマートウォッチの製作資金の寄付の呼びかけに、たった2日で1000万ドル(1ドル=120円換算で12億円)、最終的には2000万ドル(同24億円)を超える寄付が集まったりしています。
気になる
ニクサスのページをキックスターター上で見てみると、現在、8,000ドルの呼びかけに対し約5,900ドルが集まり、あともう少し、応募期間は残り15日・・・。以下、キックスターター上でも公開してる当該プロジェクトの紹介ビデオ、関連写真などご参考まで。 どうか彼らの夢が叶いますように。
この1本、1本が
熟練の職人さんたちによる手作り
当該プロジェクトの紹介ビデオ
〔ご参考〕
・
https://www.kickstarter.com/projects/403476566/nixax-the-worlds-most-user-friendly-steak-tenderiz:キックスターターの当該プロジェクト
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