前回の続きで、テネメント博物館のミュージアム・ショップから猫ちゃん靴下。"CATS!! CATS!! CAAAATS!!!"(猫、猫、ねこー、笑)の文字にいろんな仕草の猫がいっぱいという柄。かわいいーですけど、「歴史」と「ニューヨーク」を重視した品々を取り揃えるこのミュージアム・ショップに、なんでまたこんな一品が??? よく見ると、周りに他にも「ブルーQ」(Blue Q)という同じブランドの靴下とか雑貨も。
調べてみると、このブルーQ、伝統的な米国のレトロなデザインの靴下、ポーチ、カバンほか様々な商品を作ってるマサチューセッツ州(NY州の隣の州)の会社なのだとか。へぇー。
レトロなデザインが方針にあったということなのでしょう。
また、このブルーQは1988年創業。つまり、30年ほど続いてる老舗。そう言えば、以前も何かの機会に話題にした記憶が(それらしき過去ログはありませんが)。
妙に気になるので、さらに会社情報のカンパニー・ポートレイト・ギャラリー(
Company Portrait Gallery)を見てみると、おぉー、出ました!!! アメリカの元気な中小企業にありがちな楽しい社員紹介ページ(笑)。以前、
ロブスター・ロールのLuke's Lobsterや、
マットレスのCasperなどをご紹介した際にも、ワクワク感の伝わるこの手のページについて指摘しましたが、このブルーQのものはより一際楽しそう。
なにしろ冒頭から、"Our Company"(弊社)とか"Our Team"(私たちのチーム)じゃなくて、”The Band”(バンド)って書いてます(笑)。何か曲でも演奏するのでしょうか? そして、次の一文:
”We rock, we roll, we eat pizza, we play in the garden and go apple picking, we laugh - a lot - and we really, actually, truly enjoy each other's company.”
(私たちは、ロックアンドロールし、ピザを食べ、庭で遊んで、リンゴ狩りに行き、笑います - たくさん笑います -、そして、本当に、実際に、マジで、このみんなの会社を楽しんでます。)
そして、続いて紹介されている社員それぞれの『役職』も、”CEO”とか”President”(社長)やなんとかマネージャーという、まぁ、普通の会社なら絶対にあるべきものが1つもなく、しょっぱなから、
”Barbershop Baritone”(床屋のバリトン)、その後も、
"Rodeo Rider"(馬のロデオ乗り)、
"Love Production"(愛の製造)、
"Gold Medalist"(金メダリスト)・・・などなど、はぁ、何ソレ???って役職ばっかり。
これでもうすぐ創業30年っていうんだから、すごいですよねー。ひょっとすると、コレも広く世間一般に起業家精神とか、自ら道を切り開こうという意識が行き渡っているアメリカならではなのかも? 意外な日米文化の差の1つ??
THE BAND、すごい、いろいろ考えさせられますそんなブルーQの新作の例テネメント博物館のミュージアム・ショップで売ってます”You're beautiful, don't change”
(あなたは美しい、変わらないで)
あの社員の方々、いやバンドのメンバーが作ったと思うと、
こういうフレーズも意味深に感じるから不思議
実際、彼らは起業の時から変わらないノリっぽいですし
”You're beautiful, don't change”〔ご参考〕
・
www.blueq.com:公式
アメリカの企業のこういうユニークな社員紹介ページを持つ会社だけ集めて、その会社紹介の本とか作ってみたら面白いかもしれません。学校で起業家精神を教えるより、そういう生の情報に少しでも多く触れる方が、いろいろと学ぶことは多いような気もします。
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