一流モデルのカーリー・クロス（Karlie Kloss）さん、NY市のIT業界の注目の人物に選ばれる?!

今年3月、『「ニューヨーク」、「IT系起業家」、「女性」がトレンドかも?』と題して、近年、ニューヨークで頻繁に報じられる地元IT業界での女性の活躍ぶりを取り上げましたが、その続報。Business Insiderが「NY市のテクノロジー業界で最もイノベイティブでインスパイリングな23名の女性に会おう」（Meet 23 of the most innovative and inspiring women in New York City tech）という特集記事を掲載。

皆さん、まさにイノベイティブでインスパイリングなのですが、中でも突出してユニークな経歴をお持ちなのが、元エンジェル（大手下着ブランド、ヴィクトリア・シークレットの下着ファッションショーのモデルなどを勤める特別広告塔、2013～15年まで就任）のカーリー・クロス（Karlie Kloss）さん。

エンジェルを辞めたのは自主退任で、今春から学校（The Flatiron School）で本格的にプログラミングを勉強するため!?　だったのです。

本格的にプログラミングを学んだカーリーさんは、大いに刺激を受け、13～18歳までの女の子たちを対象にしたスカラーシップ・コンペ、「コード・ウィズ・カーリー」（Kode With Karlie）を設立。自分と同じように、真剣にプログラミングを学びたいという女子学生に奨学金が得られるチャンスをご提供。そして、今秋からは、将来、会社を起業することを目標に掲げ、大学（New York University、いわゆるNYU）に進学し、モデル業の傍ら現役の大学生もされているんですよ。ちなみに、年齢はまだ23歳。若っ!!!

そんなわけで、現在の彼女の肩書きは、モデルで、学生で、アントレプレナーなのですが、そのモデルの実績がちょっとハンパじゃないんです。

2006年、若干14歳で、ニューヨークのマンハッタンでアパートを借りモデルとしてのご活動をはじめたカーリーさん。2007年にファッション誌『ヴォーグ』の姉妹誌『ティーン・ヴォーグ』に登場すると、同年、ファッションブランド「カルバン・クライン」でランウェイデビュー。新たなスターとして注目を集め、2008年、ピープル誌の「ベスト・モデル」に選出（2014年には同誌の「モデル・オブ・ザ・イヤー」にも。また同じく2014年に、models.comが選ぶ世界のTop 50 Models Womenの2位!!　その他、主にモデル関連で数々の賞を受賞）。

これまでに、ありとあらゆる一流ブランドの広告やファッション・ショーでモデルを務め（今年のホリデー・シーズンはKATE SPADE）、数々の一流ファッション雑誌の表紙（英国版ヴォーグ12月号の表紙も）を飾ってます。

モデルとしての年収は推定500万ドル（1ドル＝120円換算で6億円）。今年9月に発表された「世界でもっとも稼いでいるモデル」（Highest paid models in the world）ランキングの第10位にランクイン・・・。まぁ、要するに、誰が見たって一流中の一流モデルさんなのでございます。そんなカーリーさんが、プログラミングを勉強するために普通の学生に混じって学校通ったり、その後、さらに大学に進学して今現在も大学生やっているっていう（笑）。

世界中からいろんな人々が集まって、そのへんに普通に著名人もゴロゴロいて普通に社会に受け入れられているというのが、いかにも多様性の街、ニューヨークらしいなぁ、面白いなぁとも思います。あと、この感じだと「ニューヨーク」、「IT系起業家」、「女性」の3つのキーワードは引き続き要注目でしょう。以下、Kode With Karlieの公式紹介ビデオ、ご参考まで。


#KodeWithKarlie
〔ご参考〕
・https://precollege.flatironschool.com/kode-with-karlie：Kode With Karlie
・www.youtube.com/channel/UCH5Qu8Sd-m-7Zk4xc_J5VzA：Karlie Klossさんの公式Youtubeチャンネル

【関連過去ログ】
・「ニューヨーク」、「IT系起業家」、「女性」がトレンドかも?[2015-03-11]
・女性が作ったニューヨーク生まれの新たなファッション系SNS、PreeLine[2015-04-21]
・NYで女子高生のためのIT起業家養成プログラム、Girls Who Code始動へ[2012-06-28]
・アフリカン・アメリカン女子向けIT起業家養成プログラム Black Girls CODE[2013-01-15]
・NYの高校生のためのIT起業家養成プログラム、NYC Generation Tech[2012-10-28]

モデルさんをされている方や、お友達にモデルさんの子がいる方などは、広い世界には、こんなキャリアのモデルさんもいるんだよ・・・などと教えてあげると、案外、結構、良い刺激になるような気もします。別にモデルでも、自分が興味や関心のあること、例えそれがプログラミングのような縁遠いイメージのものでも、やりたいことを追求することは良いこと。諦めないことで評価してくれる人たちも、きっと、必ずいる・・・ということ。

※コメント欄にはログインが必要です。お手数をおかけしますが、ExciteホームでID登録しブログトップでブログを開設してからログインください。既に登録済みの方はそのままご利用頂けます。

「人気blogランキング」