

街角アートも多種多様、山ほどいっぱいニューヨーク。本当に、いろんな街角アートを見かけますが、中には、こんなものも・・・。アニメのキャラクターみたいにデフォルメされたコミカルな日本の忍者?! しかも、かなりの大軍!!! ここは、リトル・イタリー(Little Italy)にある駐車場。
今年5月にもお伝えしたとおり、近年、リトル・イタリーでは、このエリアの商工会議所の主導により、パブリック・アート作品をどんどん設置中。

ここにある巨大壁画は、以前、何かよく分からない緑色の謎のモンスター一体だけだったのですが、いつの間にか、新たにもう一つ、ピンク色の謎のモンスターが追加されてます。
あの、これ、ひょっとして日本のお寺の入口の門の左右によく立っている仁王像(阿吽)からインスピレーションを受けたものとか? 明らかに違う部分も多々ありますが、上半身裸形で、筋骨隆々、なんとなくポージングというか、漂う雰囲気は似てる印象。あと、この駐車場、リトル・イタリーのメインストリートとなるマルベリー通り(Mulberry St)沿いのHouston St.から入ってすぐ、つまり、門のような位置にあるんですよ。
巨大壁画が仁王像で、何かしら日本文化の影響を受けたものだと考えると、その下に戦国絵巻のように横に長々と描かれている日本の忍者の大軍にも、妙な納得感というか、統一感を感じられますしね。
そうじゃなかったら「なんでまたニューヨークのリトル・イタリーの壁に、こんなにいっぱい忍者描いてるのよ?」って話なわけで・・・。

あー、でも、明らかに日本の文化やポップ・カルチャーの影響を受けた謎のグラフィティも、ニューヨークの街角には、わりと結構、ありますね。
以前、ご紹介したものの中から特に印象的だったものだけをちょっと振り返ってみても、グラフィティの聖地、
『ファイブ・ポインツ』(5 Pointz)にあったものとか、エリア一帯がグラフィティの街、
ブッシュウィックで見かけたものなど、「なんでまた日本の・・・」と不思議に感じたものはありましたっけ。
とにかく、これもまたニューヨークで普及する日本文化のユニークな事例の1つと言えるのかもしれませんね。
いつの間にか追加された新たな像の絵
前のとあわせて仁王増?
どう見ても日本の忍者
よく見ると、手裏剣、くさりがま、竜なども
こんなの日本の戦国絵巻でも見たことないです
どこからアイデアを得たのでしょうね?
ちなみにこの駐車場には、まったく異なるテイストのアート作品も
バレリーナ
『ファイブ・ポインツ』(5 Pointz)で見かけたもの
こちらはブッシュウィックで
近年、ニューヨークでは、日本人の想像を遥かにこえた次元で日本の文化やポップカルチャーが広く普及しておりますので、この「仁王像もどきと忍者の大軍」も、たぶんその一例。あと、何かしら日本から影響を受けてる街角アートも、その多くは、日本人じゃない方々によって描かれたり、作られている(この例の場合は、リトルイタリーの商工会議所やその他関係者の方々がわざわざこれを選んでる)っていうのも興味深いです。
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