このブログではすっかりお馴染み、ニューヨーク最大の国際展示場、ジャビッツ・センター(Javits Center)。8月2日~4日まで3日間にわたって、ここでEnk International主催の"
Children's Club"という子供服業界の国際展示会が開催されまして、ちょっとその様子を見てきました。なお、今回は、年間4回(1月、3月、8月、10月)開催される同展示会の1つという位置づけ。
近年、米国ではベビーブームが発生。
2007年には米国版「団塊の世代」を上回る史上最多の赤ちゃん誕生。その後、リーマンショック等で
新生児の数は減りましたが、現在、彼らは小学生。
その経済刺激効果は尋常ではなく、社会の様々な面に影響も・・・。
そりゃそうですよね。「人口が増える」ということは、企業にとっては「お客さんが増える」ってことですから。
特に、赤ちゃんが増えると、自分のためにあまりお金使わない方々も、比較的、自ら喜んでお金を使うようになりますし、社会全体のムードも明るくなるため、各方面で潜在的なビジネス・チャンスも広がります。すでに実際に
その手の
報道も。新しい商品やサービスが生まれ、新たな文化や社会の仕組みのようなものだって育まれていくかも・・・。要するに、波及効果がハンパじゃないんですね。
だから、マーケティング担当者は、近年の米ベビー・ブームの影響が実際にどのように表出してるのかを観察することが必要不可欠。いろいろジャンルありますが、例えば、直接関係のある、最近の米国子供服業界やその市場動向は???
で、いろいろ調べてみると、米国の子供服業界とか市場データって思ってた以上に分かりにくいんですよ。
米国を代表する小売業界団体の1つ、
National Retail Federation(略してNRF)の
発表や
統計データのもとになってる米商務省の
センサス(census)の各種レポートから該当する"
Clothing and clothing access. stores"の項目を見ても、"
Men's clothing stores"(NAICS Code: 44811)、"
Women's clothing stores"(44812)、”
Family clothing stores”(44814)、"
Other clothing stores"(44819)しか明記されてないんです。
「あれ?子供服だけのはないの?」と思ってさらに調べてみると、一応、"
Children's and Infants' Clothing Stores"(448130)という表に明記されてないコードがあるとか・・・。他の数値から逆算してその値を出してみたものの、どうにも不自然。さらに調べると”
Family clothing stores”(44814)に含まれる分もあるから・・・みたいな(笑)。なんじゃそりゃ。仕方ないのでE社、M社、I社など等、別の調査会社の類似データと比較してみると少しビックリするくらい数値にバラつきが。さらに付け加えると、これらの小売データとは別に、近年、急拡大中のインターネット販売を含む、"
Nonstore retailers"(454)のデータもあるっていう(汗)。これは・・・。
この調査過程で、なんやかんやあって、なぜこんなことになってるのかいろいろ発見とか気づきがあったんですけど、実際のところどうなのか、最新の業界動向や実態を垣間見れる大規模な国際展示会を見ておこうってお話に。現場第一で経験値アップ。
以下、会場の様子をご参考まで。
可愛い子供服のブースがずらりあちこち・・・どこを見ても・・・ひたすら可愛い・・・もはや可愛いだけでは差別化はムリでしょうだから、こういう感じになることも多いようであるいは、こういう感じとかこのように・・・いろいろと学ぶこと多しです〔ご参考〕
・
http://www.enkshows.com/childrensclub/:Children's Club公式
子供服と言っても、実際、お財布持ってるのはご両親とか、おじいさんやおばあさん、さらには親のお友達などの大人。でも、どんなに高級なブランド品を買い与えても気に入って何度も着るかどうかは、実は、子ども次第。ベビーブームの好影響もあって新しい動きもでてますが、いろいろなバランスが重要なようで、学ぶこと多しです。
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