8日、経済専門紙ウォール・ストリート・ジャーナルに「駐車場のシェークスピアが新しい場所を見つけた」(
Shakespeare in the Parking Lot Finds a New Spot)との記事?! ちゅ、駐車場でシェークスピア??? なにやら前に使ってた駐車場が使えなくなって、新しい駐車場をずっと探してたところ、前より広い駐車場を確保できたそうです。なんのこっちゃ? ちなみにその新しい場所は、
114 Norfolk St(Delancey StとRivington Stの間のNorfolk St沿い)。
ニューヨークで、野外シェークスピア演劇と聞いて、たぶん、誰もがまず最初に思いつくのは、「
公園のシェークスピア」(
Shakespeare in the Park)。
パブリック・シアター(The Public Theater)が、毎夏、セントラルパーク内にある大きな野外劇場で開催している無料の演劇やミュージカルのこと。
でも「
駐車場のシェークスピア」(Shakespeare in the
Parking Lot)って何?
記事によりますと、「駐車場のシェークスピア」とは、The Drilling Companyという団体がなんと20年!!!近くもずっと続けている無料の演劇イベントなのだとか。さすがニューヨーク。そんなに長い年月もの間、劇場じゃなくて、駐車場でシェークスピア演劇を無料で披露し続けている団体があるんですね。へぇー。
しかも、地道に発展しているようでして、現在では、本拠となるロウワー・イースト・サイド地区の駐車場だけではなく、ブライアント・パーク(Bryant Park:先日、
野外映画イベントの様子をお伝えしたあの公園)でも、シェイクスピア演劇を披露するようになったそうです。
公式サイト上のスケジュールによると、駐車場の方では、7/9-26まで『お気に召すまま』( As you like it)と7/30-8/15まで『マクベス』(Macbeth)、ブライアント・パークでは、7/17-8/2まで『ロミオとジュリエット』(Romeo and Juliet)と9/4-20まで『じゃじゃ馬ならし』(The Taming of the Shrew)、すべてシェイクスピアの作品を上演予定。すべて無料で見れます。
〔ご参考〕
・
http://shakespeareintheparkinglot.com
・
Shakespeare in the Parking Lot Finds a New Spot[WSJ: July 8, 2015]
駐車場でシェークスピアというのも驚きですが、このニュースを経済専門紙のウォール・ストリート・ジャーナルが大きく取り上げてるということも興味深いです。先日、ご紹介した無料の野外映画とかもそうですけど、無料の野外イベントがいっぱいあるということは、つまり、それだけ寄付する人々や企業がある、ということ。これらのイベントの地域活性化への貢献度は大きく、ニューヨークの寄付文化が地域経済に与える影響は決して小さくない・・・とかなんとか、そういった意味合いも含まれているのでしょう。
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