
前回の続きで、空中公園ハイラインから・・・。ついに昨年秋に全区間が完成したこの公園では、各所でいろいろと追加の整備や新しいタイプのアトラクションも出現中!! 例えば、30丁目の公園入口の階段上がってすぐの場所にあるコレもその1つ。Olafur Eliassonさんによる"
The collectivity project"という、超スーパー体験型に仕上がっている極めてユニークなパブリック・アート展示。

ご覧の通り、このアート作品は、特にこれといったカタチのある作品は存在せず、白いネットに囲まれた、作業用机と白いレゴ・ブロックを用意した「空間」があるだけ?!
作者のEliassonさんは、日頃から、人間の知覚や動き、具体化された経験、そして自己認識(
feelings of self)に興味があるそうで、彼にとってアートとは、頭の中にある考えを現実社会での行動に変える重要な手段(
crucial means for turning thinking into doing in the world)なのだとか。
そんなわけで、この不思議な空間アートでは、訪れた人々が誰でも、無料で、山ほど用意してあるレゴ・ブロックをいくらでも自由に使って(レゴがスポンサーについてます)、自分が好きなものを好き勝手に作れるようになってるんです。チビッ子たちは大興奮。まるで夢の国。いつの間にか子ども達より夢中になっちゃってるパパやママも(笑)。素敵。きっと、ご家族での素敵な思い出になることでしょう。
展示期間は、この夏いっぱい、9月30日までの長期間。期間中に子ども向けと大人向けにここでイベント(レゴ・ブロックのクラスとか?)もあるようです。毎朝10時から夜7時までオープン。この夏、ニューヨークで、お子さんと一緒に何かクリエイティブでアーティスティックな体験をしてみたいな・・・という方にオススメ。
場所はハイライン上、30丁目の階段上がってすぐ
現場にあった説明ボード
白いレゴ・ブロックが山ほど
みんな夢中で何か作ってます
真剣な表情
アート作品ということで、現場には、若者から・・・
家族連れなど様々な人が訪れてます
少年と大きなレゴ城
クリエイティブでアーティスティック
〔ご参考〕
・
http://art.thehighline.org/project/olafureliasson/:公式
・
全区間完成後、初の夏を迎えたNYの空中公園ハイライン[2015-07-06]ハイラインのお散歩気分を味わえる動画付
インターネットが普及して、近年、ニューヨークでは、ただ見て鑑賞するのではなく実際に現場に行って何かしら体験するタイプのアートが増える傾向にあり、この現象については雑誌ニューヨーク・マガジンの「どうやったらアートの世界で成功するか」特集号などで詳しく解説されてますが、このThe collectivity projectも、そんなトレンドを示す典型例の1つと言えるでしょう。
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