先日の『ブック・エキスポ・アメリカ』(Book Expo America)関連でアップし忘れてた情報を1つ。デジタル出版。出版業界で、今、最もホットな最新トレンドかも? 新興企業はもちろん、これまでの出版業界に関係なかった別ジャンルの企業も続々と参入し、まさに群雄割拠なデジタル・パブリッシング界。それに特化したエリア(Digital Discovery Zone)の様子です。
最新テクノロジーがじゃんじゃん登場中ということで、いろんなジャンルの企業がココに。例えば、ポストイット等でお馴染み、世界的化学・電気素材メーカーの「3M」のブースも。
また、日本でデジタル出版と言ってもなかなか連想されない気がしますが、この会場では、『デジタル出版=グローバル展開』という考え方が、めちゃめちゃ定着している印象。”Drive Global Sales”とか、"Global Reach"などのコトバがそこらじゅうに・・・。
たしかに、世界の公用語になってる「英語」で書かれた出版物なら、その市場はアメリカ国内に限らず世界中。それに、紙の本じゃなくてデジタル・データなら、インターネット環境さえあれば世界のどこの国からでも買えますからね。
実は、こうした言語の特徴は、紙に印刷した出版物(=Print)とデジタル出版物(=eBook)の売上げデータの推移や予測にはっきり出てます。
やはり母国語が「英語」のアメリカやイギリスでは、独自の言語を持つ他の国々より、eBook市場の成長ペースが、大分早い傾向。
なんと、右グラフの通り、2017年頃までにアメリカやイギリスでは、紙に印刷した出版物(=Print)とデジタル出版物(=eBook)の年間売上額、つまり、市場規模がほぼ同じになるとの予測。
そう、アメリカでは、今まさに激変の真っ只中ってワケで、各種メディア、業界団体、調査会社、シンクタンク、政府機関等あらゆるところから
教育や
スマホの普及などとも絡めて様々な関連
記事や
レポート、手の込んだ
特集なども大量に。
あと、この変化は、『紙に印刷した出版物(=Print)とデジタル出版物(=eBook)の市場規模が同等になる』ってだけじゃなくてですね、『デジタル出版への取り組みに成功している出版社の利益率が高まる』(しかも、その改善ぶりは、これまでの出版業界のビジネスのやり方では想像もできないほど大きい!!)という変化も生み出しているんですよー。そして、それによる波及効果も・・・。まさに、変化に次ぐ変化。
以下、関連データや、ブック・エキスポのデジタル・ディスカバリー・ゾーンの現場の写真などご参考まで。
デジタル出版への取り組みに成功している出版社の利益率が高まるデジタル出版になると、利益率が41%→75%へ大幅アップ!?デジタル出版が広まったことで、地元の小さな本屋さんが勝利する?!
なんて分析も・・・、この手の書店に関連した最新トレンドの指摘は
「電子書籍時代に、NYで街角の小さな本屋さん人気が上昇中なわけ」
と題し、以前も、New York Magazineの特集など取り上げてますブック・エキスポのデジタル・ディスカバリー・ゾーンにぎわってます世界的化学・電気素材メーカーの「3M」のブースもハード、ソフト、いろいろあって
「3M」かなり本気で参入してきたみたいデジタル出版は世界への扉・・・〔ご参考〕
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http://www.bookexpoamerica.com/:公式
【ブック・エキスポ・アメリカ特集】
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ブック・エキスポ・アメリカ(Book Expo America)へ・・・[2015-06-04]
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本をテーマにした米国のテレビ番組「ブックTV」(BookTV)毎週末48時間放送中?![2015-06-05]
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ディズニー・パブリッシングのブース @Book Expo America[2015-06-06]
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絵本のキャラクター専門のぬいぐるみ屋さん Merry Makers[2015-06-07]
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