

ニューヨークのアート界に今年一番の大ニュース!! 先日、
春の空中公園ハイラインの様子をお伝えした際にも少し触れましたが、ついに、ミートパッキング地区に新しいホイットニー美術館(Whitney Museum of American Art)が完成し、5月1日から一般公開へ。1966~2014年までのアッパー・イースト地区(Madison Ave & 75th St.)から完全移転。いまどき歴史のある著名な美術館が場所を移転することなんて、滅多にない異例のケース。

オープン前から各種メディアに大きく取り上げられ、例えば、ニューヨーク・マガジン(New York Magazine)では、『どうやってホイットニーは、解決するのが不可能だった現代アートの諸問題を、解けたかもしれないのか』(
How the Whitney might just solve the impossible problem of contemporary art.)なんて特集号も・・・。
というわけで、早速、新しいホイットニー美術館へ!!!
しかも、新ホイットニーのスポンサー企業の1つでもあるデルタ航空さんが一般オープン前に開いたイベントに誘って頂きまして、今回、ガラガラの館内でじっくり視察することができました。なお、ホイットニーの移転後初となる特別展は、『
AMERICA IS HARD TO SEE 』。1900年代初頭から現在までのアメリカのアート作品の歴史を、地上8階建の新築の美術館をどーんと大胆に使って振り返るという内容。アメリカの近代・現代美術作品が充実していることで知られるホイットニーらしさタップリ。9月27日まで開催予定。

まぁ、敢えて新築ビル建てたくらいですから当たり前ですけど、スペースが広いうえ、作品数がかなり多く、ここ数年の間に見てきた美術館の特別展の中では最高。スバラシイ仕上がり。
当時の社会情勢やアメリカ近代史の勉強にも役立ちます。
そんなわけで、一般オープン後も、各種メディアに続々と取り上げられてまして、中には、『なぜ、NY近代美術館にはガッカリさせられるのに、ホイットニーにはよく分かってくれてますねぇってなるのか』(
Why MoMA is a huge disappointment and the Whitney gets it)などという興味深い報道も出ています。
「どうやってホイットニーは、解決するのが不可能だった
現代アートの諸問題を、解けたかもしれないのか」特集号
(How the Whitney might just solve
the impossible problem of contemporary art.)
新ホイットニー美術館、2015年5月1日オープン
新ホイットニー美術館の館内図
地上8階建、ハイラインに直結、アウトドア・ギャラリーなんてものも
デルタさんのイベント
お馴染みのこのパターン
広く、天井の高い館内
野外ギャラリー、こんな感じ
よく見ると、作品も
いろいろおもしろい新ホイットニー〔ご参考〕
・
http://whitney.org/Exhibitions/AmericaIsHardToSee:公式
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