すでに日本国内でも報じられていると思いますが、ネパール中部で25日正午前、マグニチュード7.8の強い地震が発生。首都カトマンズなどでは多数のビルや家屋が倒壊し、世界最高峰エベレスト(8848メートル)でも雪崩が起こり、現時点でも死者の数は1000名を超えました。また、今後、さらに被害者は増える見込みになっています。ネパールなんて日本には馴染みのない遠い外国・・・と思っている皆さん、そんなことありません。
実は、ネパールは、諸外国の中でも極めて親日的な国の1つ。2011年の東関東大震災の際には、
ネパール政府から支援物資が届いたり、ネパール日本語教師会の方々による日本の被災者のために追悼集会も。
日本の外務省の公式フリッカー『
Great East Japan Earthquake (MOFA, Japan)』上でも「がんばれ にっぽん ネパールより」(
1、
2、
3)と紹介されてます。
さらに、昨年2014年の年の瀬には、「日本の心を学び、母国に伝える」ため在日ネパール人の方々が20名、靖国神社を参拝されました。参加されたネパール人の方々は、日本を守るために亡くなられた戦没者の霊に手を合わせた後、遺品などが展示されている敷地内の遊就館を見学し、平和への思いから『靖国神社は日本にとって、不戦の象徴ともいえる場所。』とコメントされたという
報道も・・・。ひょっとすると、ネパールの方々は、ごく一部の日本人以上に、日本の文化や歴史に対して深い興味や敬意を抱いている方が多いのかもしれません。
今回、そんなネパールで大震災が発生しました。多数のビルや家屋が倒壊し、子ども達を含め多くの方々が、今、傷つき、苦しんでいます。
現時点までの報道でもとてつもない大震災になっていますが、経済大国でも資源大国でもないネパールのために、援助の手を差し伸べる外国は残念ながらそんなに多くないかもしれません。また、そもそも、助けに行きたくても、十分な災害援助のノウハウや能力を持つ組織や物資を備えている国はさほど多くありません。
日本の皆さん、今こそ「一度受けた恩は忘れない」「困っている人を助ける」といった日本文化や日本人精神の素晴らしさを示し、ネパールの方々に恩返しする機会ではないでしょうか。
在日ネパール人の方々が靖国神社ご参拝ネパール政府から支援物資2011年の東関東大震災の際に、
ネパール日本語教師会の方々による
日本の被災者のための追悼集会も追悼集会の様子
皆さんのご無事を心よりお祈りいたしますネパールからの千代紙を貼ったメッセージ
〔ご参考〕
・
http://www.cnn.com/specials/impact-your-world: "How to help the quake victims"、CNN特設ページ
〔関連情報の追記〕
・
Dan Fredinburg, Google Exec, Killed in Mt. Everest Avalanche[THR 4/25/2015]
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