ニューヨークの「ブルックリン」（Brooklyn）。近年、急速に進む再開発や、劇的に治安が良くなり家賃が高騰するマンハッタンから若手のアーティストやデザイナーが移り住むようになったことなどから日本の雑誌やガイドブックなどでも、新しい注目エリアとして取り上げられる機会が増加中。そんな「ブルックリン」でブルックリン産（Brooklyn-Made）の様々な品々を販売する、現在、ニューヨーク唯一の専門店がココ、
『バイ・ブルックリン』（By Brooklyn） 。
お店の場所は、マンハッタンから地下鉄Fラインでブルックリンに入って3駅目「バーゲン通り」（Bergen St）下車。キャロル・ガーデン（Carroll Gardens）中心地のスミス通り（Smith St）沿い、Degraw StとDouglass Stの間。
小さなお店ですが、『バイ・ブルックリン』店内には、食品、衣料品、カバンやお財布、キッチン用品、書籍、アーティスティックな雑貨など等、様々なブルックリン産の品々がずらり。
それもそのはず、2011年4月にこのお店を立ち上げたガイア・ディロレト（Gaia DiLoreto）さんは、地元の商工会議所（Brooklyn Chamber of Commerce）のボードメンバー（役員）で、2013年にブルックリン産と呼ばれる品々が実際にブルックリンで生産されている程度に応じて、金、銀、銅の「メイド・イン・ブルックリン」証明書（
Made In Brooklyn Certification ）を発行したり、特に優れた品々を表彰する「メイド・イン・ブルックリン」賞（“Made in Brooklyn” awards）などの
制度 を作った張本人（
NYU Capstone の協力も）。
ガイアさんは、ニューヨークの金融関連の企業で12年働いた後、当初、レストランを出そうと思い立ち退職。料理学校に通っていた頃、地元ブルックリンで作った食品に特化したお店を出そうと考えるようになり、そのアイデアが発展して、地元産の様々な品を売る専門店『バイ・ブルックリン』をオープン。
当初は自分の足でリサーチして、魅力的な地元産の様々な品を探してましたが、世間で「ブルックリンで人気のもの」と謳っている商品の中には、実は、別の場所で生産されているもの・・・。
そこで、本物のブルックリン産の品々や、ブルックリン産ブランド全体を保護し育成するために、地元の商工会議所を動かし、証明書や賞などの制度を立ち上げちゃったのです。すごい。企業経営などの知識が求められる金融業で働いていたキャリアが役立ってますね。そんな背景からこのお店もガイアさんも業界内では超有名人となりまして、数多くの生産者さんたちが集うようになり、ブルックリン産の品々を販売するお店として、今やこの『バイ・ブルックリン』は本家本元、総本山のような存在に・・・。
そんなわけで、各種メディアに取り上げられてるだけでなく、クレジットカードのAmerican ExpressのテレビCMになったりも。以下、店内の様子（情報量が多過ぎるので「食品」は分けて
次回 にします）とAmerican ExpressのテレビCMをご参考まで。
VIDEO 〔ご参考〕
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http://bybrooklyn.com ：公式
Address: 261 Smith St, Brooklyn, NY 11231
Phone:(718) 643-0606
〔関連ログ〕
・
バイ・ブルックリン（By Brooklyn）の食品関連の品々 [2015-03-13]
・
NY No1のブルックリン産専門店『バイ・ブルックリン』 ウィリアムズ・バーグに2店舗目オープン!!! [2015-05-22]
今では、ブルックリンで様々な品々を作っているアーティスト、デザイナー、シェフ、技術者や研究者など等あらゆるジャンルの人々が、ガイアさんのもとへ自作の品々を持ち寄るようになりました。ガイアさんは、その中から、個性的で、品質が良く、オーセンティック（本物の、正真正銘の）で、作っている人物のエネルギーや情熱が感じられるものを厳選し、「バイ・ブルックリン」で取り扱っているそうです。素晴らしいですね。
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