昨年1月1日からNY市長がブルームバーグさんからデブラシオさんに変った悪影響で、近年、その年の12月中か年明け早々には発表されてきた恒例のNY市の観光データがまったく発表されず1月も終わり、どうなってんの?と思ってたら、いつの間にか
2月2日に発表してたんですね。遅い、遅すぎて、例年ほどニュースになってません。ぜんぜん気づかなかったです。
でも、結果自体は極めて良好だったのは救い。2014年にニューヨーク市を訪れた観光客は5,640万人(対前年比+210万人)。観光産業による総合経済効果(Total Economic Impact)は613億ドル(対前年比+26億ドル、1ドル=120円換算で約7.4兆円)で、いずれも史上最高記録。
ただし、『経済効果』は、昨年までずっと前から継続的に発表してきた「観光客が直接使ったお金」(Direct Spending)の発表をなぜか急にやめたため、2013年以前の時系列データが空白に・・・。
発表は遅いわ、急に『経済効果』データを変えて時系列の推移を台無しにするわで、デブラシオ市長の側近に誰かまともな人はいなんでしょうか? 2014年の観光データを検索しても出てくるのは、2013年末でとっくに退任されたブルームバーグさんが市長だった時代の記事(2014年の予測値とか)の方が多いくらい。
まぁ、ブルームバーグさんがそれだけ有能で、話題になるタイミングで意義のある内容をちゃんと発表してたってことでもありますけど・・・。
〔ご参考〕
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Mayor de Blasio and NYC & Company Announce New York City Welcomed an All-Time Record 56.4 Million Visitors in 2014:公式プレスリリース
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nyc statistics:もしかして、NY市観光局の統計ページ(nyc statistics)の方に遡って算出した「総合経済効果(Total Economic Impact)」のデータが加筆されてるのかと思いきや、ブルームバーグさん時代の2013年までのデータのままで一切アップデートされてません?! とっくに、2月2日に2014年分の発表済ませてるのに何やってんの?
〔関連過去ログ〕
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2013年、NYを訪れた観光客は史上最多の5,430万人、経済効果は590億ドル(約6兆円)!!!
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2012年、NYを訪れた観光客は史上最多の5,200万人、経済効果は553億ドル(=約5兆円)!!!
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2011年、NYを訪れた観光客は史上最多の5,020万人を記録
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2010年、NYを訪れた観光客は史上最多の4,870万人を記録
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2009年までのニューヨーク観光についてのデータ
史上初の3期もNY市長を務めた天才リーダーのブルームバーグさんと比べたら、誰だって見劣りするよね・・・なんて最初は思ってましたが、デブラシオさんとその側近は単純に業務遂行能力がないのでしょうね。地位は偉くてもただ仕事ができないっていう・・・。先日も指摘したとおり、1月の調査で、白人層の支持率がたったの32%に落ち込んでましたがが、これまでの彼の市長としての言動からして、そりゃそうでしょうという感じ。各所で相当やらかしてますので、反面教師的な存在としては、まぁ、学ぶことは結構多いですけどね。
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