NYの子ども博物館、日本文化の特別展「Hello from Japan!」開催中・・・まずは「かわいいセントラル」へ

『日本文化の魅力をどうやって伝えたら良いのだろう?』という疑問は、そういうお仕事やご活動をされてる方に限らず、グローバル化の進む昨今、たぶん誰でも何かしらの機会に考えたことあるでしょう。そんな皆さんにもってこいなのが、ニューヨークの豊富な事例。世界中から様々な人種や民族が集まるこの街には、日本文化関連イベントも多種多様いっぱいあるんです。

実は、ちょうど現在も、これまで一度も聞いたことも観たこともない、極めてユニークな日本文化関連の特別展（Hello from Japan!）が、マンハッタン子ども博物館（Children's Museum Of Manhattan）にて、1/16～3/17まで開催中。

何がユニークかと言いますと、この特別展、アメリカの文化活動支援基金（The Freeman Foundation）による、アジア文化を米国内の子ども達に広めるためのプログラム（Asian Culture Exhibit Series、略してFFACES、総予算600万ドル?!)の一環なのですよー。

つまり、日本人の発案とか仕掛けじゃないんです。後々、日本人が関与したとしても、そもそものアイデアや企画の方向性は、アメリカ人がアメリカ人のために考えたもの。しかも、そのメインターゲットは大人でも若者でもなくて「子ども」!!!　会場も「子ども博物館」ですから、いろいろな制限や制約も山ほどあるでしょうね。そんな中、アメリカ人の方々が一生懸命考えた『日本文化の魅力や特徴を、どのように伝えるか?』の実例が、この特別展というわけです。

なので、もしかすると、子どもに限らずアメリカ人全般を対象にした、日本文化関連イベントを考える際の参考事例・・・というか、ある意味、1つの模範解答例と考えても良いくらいかも?

以下、この「Hello from Japan!」会場から、目玉展示の1つである『かわいいセントラル』（Kawaii Central）周辺のゲートやボードや展示ブース等など（いろいろと手が込んだ演出してます）の一部の様子をご参考まで・・・。Hello from Japan!展示会場は地下一階全域
子ども博物館入ったら、奥にある階段またはエレベーターで地下フロアへ
ゲート前の様子「かわいいセントラル」のボード展示
この特別展のボード展示は、どれもすごい情報量
以下、ボード展示から一部抜粋（ボードには英訳、西訳もついてます）：

「かわいいセントラル」は、流行をリードする
東京原宿からインスピレーションをえています。
原宿には、楽しくて、おもしろく、夢いっぱいのかわいいスタイルで
思い思いに着飾った若い人たちがたくさん集まり、自分らしさを競っています。
かっこよくて、へんてこで、そして思いっきりキュート
かわいいスタイルは、日本中に広まり、人気を集めました。
食べ物やファッションから道路標識まで、ありとあらゆるものに
かわいいのアイデアやデザインを見ることができます。
「かわいいセントラル」で、日本の生活についてもっと学びましょう。

あと、よく見ると左上に、増田セバスチャンさんのコメントも。
「かわいいセントラル」にある
Dress Kawaiiというブース内の様子このブースでは、日本のかわいいファッションを体験できます自由に試着できる洋服やアクセサリーがずらり
きゃりーぱみゅぱみゅさんのコメント発見
そのすぐ下に、きゃりーさんっぽいファッションの女の子の写真
ここ本当はきゃりーさんご本人の写真を使いたかったのかもしれません
かわいいファッション、女の子達に大人気
実に興味深いです〔ご参考〕
・www.cmom.org/explore/exhibits/hello_japan：公式

【Hello from Japan!特集】
・NYの子ども博物館、日本文化の特別展「Hello from Japan!」開催中・・・まずは「かわいいセントラル」へ
・日本文化の特別展「Hello from Japan!」の様々なブース
・NYの子ども博物館のとても詳しい日本の「ゆるキャラ」紹介
・子ども博物館のミュージアム・ショップで日本の品々販売中
・NYの子ども博物館の天才的な「日本の食文化」の紹介方法
・NYの子ども博物館に厳かな「神社エリア」が登場中

自由にお洋服やアクセサリーなどを使って、日本の原宿に代表される「かわいいファッション」を体験できるブース・・・。女の子たちは自分が着せ替え人形になって大喜び。パパやママも記念写真バンバン撮ってました。素晴らしい発想。これ、このままでも十分、他のイベントで使えそうですし、いろいろ応用もできそうです。

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