一昔前から劇的に改善したニューヨークの治安。
先日お伝えした通り、超安全な日本の都市を除けば、人口1,000万人超の都市の中では全米どころか世界中で最も安全という驚きの結果も・・・。かつて、マンハッタン内よりもさらに治安が悪かった「ブルックリン」や「クイーンズ」等が日本の観光ガイドや雑誌のNY特集で大きく取り上げられるようになったことも、劇的な治安改善の証拠と言えるでしょう。
当然、「マンハッタン」内の治安は史上最高レベルに良くなってるわけですが、本当にそうなのかやっぱり気になりますよね。そこで、調べてみると驚きの情報が続々と!!!
なんと、マンハッタン内で特に治安が悪いのは、ちょくちょくご紹介してる
フラットアイアン・ビル周辺(23丁目周辺)。えぇー、本当??? 他にもお馴染みのダウンタウン、ヘルズ・キッチン(含むチェルシー、14~34丁目西側)、グリニッジ・ビレッジ、そしてミッドタウン?! なんで???
で、いろいろ見てみますと、要するに、
マンハッタン内では、地元住民の居住エリア(特に、アッパーサイドと呼ばれるマンハッタン島の北側)はめちゃめちゃ安全になった一方で、ミッドタウン以下の観光地や繁華街エリアは、『観光客狙い』の犯罪がまだ比較的多い・・・ってことらしいです。
そりゃ、地元住民の多いエリアじゃ、スリや置き引きや、嘘ついてお金を騙し取ろうとしても、すぐにバレて警察につき出されますからね。あと、そういう危ない人たちが観光地や繁華街へ集まるのは、別に世界共通で、日本の東京や大阪でも同じようなものでしょう。
そんなわけで、マンハッタン内で最も安全なエリアは、アッパー・イースト・サイド。古くからある高級住宅街。
人気ドラマ『ゴシップガール』(もともと名門私立学校に通う高校生たちの恋愛群像劇)の
ロケ地が多いことでも有名で、日本も含め世界各国の大使公邸などもここに密集。また、このエリアは近年どんどん北に拡大してまして、
2013年にはヤンキースに所属していたイチロー選手が、110丁目にある月々のお家賃23万5千ドル(1ドル=120円換算で282万円)の新居に引越すというニュースも話題になりました。
意外なことに、2011年以降、なんと、アッパーサイド地区よりも、さらに北方にある、かつて危険なエリアだったハーレム地区よりも、皆さんお馴染みのグリニッジ・ビレッジとかミッドタウンの方が、治安面では
データ上、比較的、危険なのだそうです。数字は嘘をつかないって言いますけど、すごい激変ですよね。誤解のないよう補足しますと、普通に日中訪れる分には、グリニッジ・ビレッジもミッドタウンもめちゃめちゃ安全なので、ご安心ください。
とにかく、いわゆる観光地や繁華街よりも地元住民の方々が暮らしているエリアの方が、素顔のニューヨークを体感できたり楽しめるというだけでなく、治安面でもずっと安全だよ・・ってことです。
以下、関連情報をご参考まで。
The Most Dangerous Neighborhoods In New York
確かにマンハッタン内はアッパーサイドが一番安全(色が薄い)ですWhat a Safer City Really Looks Like
別の時期の別のソースでもほぼ同じ結果〔ご参考〕
・
Northern Manhattan Safer than Greenwich Village, Says New Crime Report
・
10 Dangerous Places in New York City
・
www.dnainfo.com/new-york/crime-safety-report/
ニューヨークの治安に関する最新情報。たぶん、マンハッタン内では、もう地元民の暮らすエリアが安全になり過ぎて、治安の悪いエリアとか危ないエリアをなんとか無理やり探し出してみると、観光地とか繁華街のエリア(ただし、多くの観光客の方々にとっては極めて馴染みのあるエリア)くらいしかないよ・・・って感じなのでしょう。だからこそ、ブルックリンとかの周辺エリアも昔より安全になってるわけですし。一応、観光地や繁華街のエリアでは、特に夜間などは、それなりに気をつけるようにしましょうね。
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